期末テストに備えて いつも成績がいい子は何が違うのか

何点分の勉強したの?

1月31日は、公立の前期選抜です。 いよいよ受験シーズンに入ってきました。 1.2年生は、期末テストです!

今回の目標は何ですか?  「自己最高更新」 「前回のテストの点プラス10点」 「平均点プラス10点」など、その目標点に向って走り始めるわけですが、その目標が早くも、もう「他人事」になっていたりしませんか。

テスト直前になると、目標が80点であれば、 「絶対、80点はとるのよ!」 とか、「前のテストの後にした約束だからね!」なんて期待からか、はたまた不安からか、脅迫並みの力が入りたりもします。 テスト前にする声がけとしては、よくあることですが、本当にこれで目標点は取れるのでしょうか??  もし、同じことを繰り返しているなら、これまでと同じ結果が予測されます。しかも「絶対、目標点はとるのよ!」という声がけは、子どもにはすこぶる不評です。「そんなに言うなら、自分がやれよ!」とか、「わかっいる。だから、今 やろうと思ってたんだろ!」なんて、ウザく思われたりするわけです。

どうしてもう他人事かというと、子どもも自ら了承して決めた目標ではありますが、所詮、親主導で決めた目標ですから。いやいや、親が決めたんじゃない、「これは、あなた自身が決めた目標点よ」なんて思っている方もいるでしょうが、子どもとしては「次はガンバル!」と言えば、その場が収まると、一時しのぎで言うこともけっこう多いのです。

そんな状態であれば、この目標は、テスト勉強を始まる前から、もうすでに「他人事」になっている可能性が大!と考えた方が賢明です。 もしこんな状態になっていたら、いくら檄を飛ばしても効果はありません。効果がないばかりか、親子喧嘩になってしまうのは必至です。じゃあ、どうするのか?

 

さあ、ここからがポイントですよ。 まずは、こんな質問をしてみましょう。「今のところ、何点分の勉強をしたの?」と普通にね。今やっている勉強が子ども本人の自覚として、「何点を目指した勉強なのか?」を意識させることが目的です。もし、80点が目標だとして、お子さんが「65点分やった」と答えたなら、残りは15点分の勉強ということになります。 そうきたら、「じゃあ、あと15点分は、何をするの?」と尋ねたらいいわけです。

責める気持ちは、一切入れないでくださいよ。気づかせることが目的なのですから。そしていよいよ答えられないときは、 「何を優先してやったらうまくいくか、Maxの先生に相談してきなさい」でいいのですから。テストまでの残り時間、何をするかをいつも意識させることが大切です。

ただ勉強しなさいでは、子どもは何をしていいかわかりません。逆にムカつくだけです。アドバイスは具体的でないと聞いてもらえません。

また、「何点分の勉強をしたの?」という質問に対し、「もう80点分やったよ!」なんていいかげんな返事も考えられます。思わず「ウソ言ってんじゃないわよ。」なんてキレそうですが、そこは押さえてもう一声。「あっそうなんだ。結果が楽しみね」。ここでは、言い争いをする意味はありません。このやりとりが、大事なんです。まだ、感覚がない子に対して、一発で効果のある言葉がけなんてないんですから。その感覚を作っていく布石を打っていきましょう。

「何点分の勉強をした?」と尋ねる目的は、子どもの感覚が、どれぐらい正しいか、そもそも感覚をもっているのかを調べるものなのです。この感覚は、成績を上げていくためには、どうしても必要なのです。よく「自分ではやったハズなのに点がとれない」なんて子がいますが、これは自分が勉強したと思っている感覚と実際ではズレがあるからです。ズレを認識することが、ズレを修正していくためには絶対に必要です。

お子さんの発言をよく記憶しておき、返却された点数と比較する。そして、点数に大きな違いがある場合、メスを入れるのです。親が点数を予想してもいいでしょう。 「これくらいの勉強したから、70点は固いだろう」とか。これをやれば、子どもの感覚、親の感覚と2つの観点から原因分析が可能になります。 その時、外部の要因を排除して考えてください。たとえば、「今回はテスト自体が難しかったから」なんて、自分の勉強以外に理由を探していては、改善の余地がありませんからね。

「今回のテストは平均点が15点も低かったんだ!」なんていう子どもに、大きくうなづいたり、安心していては、次回もまた、アレ~ってことになってしまいます。あくまでも、子どもの感覚と実際が問題なのです。

成績がいい子は、この点に関して、たしかな感覚を持っています。 自分が勉強した量や内容から、テスト点数がおおよそ予想できる。だから、80点が目標なら、80点の感覚になるまでやることができるのです。 これが、いつも安定していい点が取れる秘訣なのです。

しかし、成績が振るわない子には、この感覚がほとんどありません。だから、どのぐらいやれば、どうなるのかの見当がつきません。勝手に「これぐらいやれば、取れるだろう?」なんて安易に考えています。

そのために、いつも不安定な点数になります。成績がよかった時もあるでしょうが、結果から言えば、たまたまだったと考えた方がよさそうです。でも、本人はそれさえも甘く考えて、「あの時は頑張った!」 これでは、いつになっても改善されません。

この確かな感覚を持つことが、安定した好成績を取るために必要な第一歩なんです。子どもが、「何点分の勉強をしたかなんてわかるんですか」という質問を受けたことがあります。 正直に言います。勉強経験の少ない子にはムリです。そんな感覚はありません。しかし、できる子たちは、確実にそういう感覚を持っています。

例えば、お母さんのことで言えばこんなことです。夕食の準備、献立から考えて、何分あればできると予想が立てられると思います。よほどの突発事故でも起こらないかぎり、ほぼ想定通りに夕食は完成するはずです。その感覚と同じです。この科目は、自分はこのぐらいやれば何点という感覚がある子は、点数は高得点で安定。その感覚がない子の点数が、上がったり下がったり。だから、今回 点がよくても、次は…。

勉強して身についた確実な力で取った点と言うよりは、たまたま知っているところがいっぱい出たから取れた点と言えば厳しすぎでしょうが、運がよかったと言うのが真相なのです。好成績の子たちは、初めからこの感覚があったわけではありません。何かの「キッカケ」で、その感覚をつかんだのです。「何点分の勉強をしたの?」は、その「キッカケ」作りです。

成績のいい子のお母さん技

今、成績が良かろうが悪かろうが、意識しないことには、この感覚は持てるようにはなりません。だから、そういうことに意識が向いていくように声をかけていけばいいのです。子どもがそのことを意識するまで続けてください。 抵抗してきたら、言い返しましょう。 「お前は、勉強してなさ過ぎるからその感覚もない。あってもいい加減な感覚だ。お母さんは毎日、あなたのためにご飯をつくっているから、何分でできるという確かな感覚があるのだ。そうなれるまでやりなさい。」と。 だだ「勉強しろ」と言うよりはるかに力がありますよ。

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