中1生 1月 語彙力UPで学力向上!家庭でできる5つの実践法

新しい年が始まりました。本年も塾生たちの学びを全力でサポートしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今回は、授業中の出来事から見えてきた「言葉の力」の重要性と、それを育むための具体的な方法についてお話しします。特に、思春期を迎える中1のお子さんにとって、語彙力向上は学習の基盤となるだけでなく、円滑なコミュニケーションを築く上でも非常に大切です。

お子さんの語彙力、実は心配?

英語の授業中、”Do you have any apples?”(リンゴがいくつかありますか?)という質問に対して、多くの子が「3個あります!」と答えました。これは、英語の問題ではないと感じました。

国語でも、「俯瞰(ふかん)」「相乗効果」「内省」といった言葉を、適切な場面で使ったり、意味を正しく説明できる子は多くありません。これらの語彙は、教科書や試験問題で頻繁に登場します。

例えば、こんな質問にスムーズに答えられますか?

  • 「いくつかありますか?」と「いくつありますか?」の違い
  • 「見る」と「観察する」の違い
  • 「走る」と「疾走する」の違い

これらの微妙なニュアンスを理解できるかどうかが、読解力や表現力に大きく影響します。

語彙力を育むためにできる5つの実践法

語彙力が高まると、物事を深く理解し、自分の考えを的確に表現できるようになります。これは学習の基礎となるだけでなく、将来にわたって役立つ大切なスキルです。

ここでは、家庭で気軽に取り組める5つの実践法をご紹介します。

① 辞書を引く習慣を身につける!

分からない言葉に出会ったら、すぐに辞書を引く習慣を身につけましょう。電子辞書は手軽で便利ですが、紙の辞書を使うことで、関連語彙や語源なども一緒に学ぶことができます。国語辞典だけでなく、英和辞典や類語辞典なども活用してみましょう。

おすすめ辞書:

英語辞書(English Dictionary)

  1. ジュニア・アンカー英和辞典(第6版, 学研)
    特徴: 中学生のために作られた定番英和辞典。基本的な単語やフレーズが中心で、初学者にもわかりやすい。
    おすすめポイント: カラーイラストや例文が豊富で、英単語の使い方が視覚的にも理解しやすい。
  2. ケンブリッジ英和辞典 for Beginners
    特徴: 初心者向けに単語の意味が簡潔に説明され、カタカナ発音も併記されています。
    おすすめポイント: 難しい文法や単語の説明を避け、学習意欲を高める設計になっています。

国語辞書

  1. 例解学習国語辞典 第11版(旺文社)
    特徴: 小学生向けの定番国語辞典で、学校教材としても広く使われています。
    おすすめポイント: わかりやすい解説と例文、イラスト付きで楽しく言葉を学べます。学年別に重要な言葉がわかる工夫もされています。
  2. 小学館の国語辞典 新訂版(小学館)
    特徴: 小学校で必要な語彙を中心に、簡潔でわかりやすい説明が特徴です。
    おすすめポイント: 宿題や自主学習に役立つ工夫が満載で、親子で学べる内容になっています。

中3生でも迷子になる!? 国語辞書の選び方と卒業までに身につけたい力

「国語辞典は大人用を使いましょう」とよく言われますが、実際に中3生を見ていると、大人用の辞書では難しすぎて、辞書の中で迷子になってしまう子が少なくありません。結果として、せっかく辞書を使って調べようとしても、途中で諦めてしまうケースもあります。

さらに、スマホやタブレットの辞書機能を使う子も増えていますが、スマホの辞書は基本的に大人用の辞書が採用されています。そのため、説明が難しく、中学生が使いこなすには少し早いようです。

小学生用辞書が効率的?

一方で、小学生用の国語辞典は、解説が簡単で、例文も分かりやすく書かれているため、スムーズに活用できることが多いです。例えば、「俯瞰(ふかん)」や「相乗効果」といった言葉でも、小学生用辞書なら意味をすぐに理解できる説明が書かれています。

実際、小学生用辞書を使ったほうが、語彙力を伸ばすスピードが速くなることも多く、学習効率が上がると言えます。

でもそのまま卒業は困る!

ただし、小学生用辞書に頼りきりで中学を卒業してしまうのは避けたいところです。なぜなら、高校やその先で必要となる語彙力や表現力を養うには、より多くの言葉や深い意味を理解できる「中高生向け辞書」や「大人用辞書」に慣れていく必要があるからです。

中学生のうちに、小学生用辞書から大人用辞書へとステップアップする練習をしておくことが大切です。最初は、小学生用辞書をメインに使いながら、大人用辞書にも少しずつ触れていく方法がおすすめです。


おすすめのステップアップ方法

1. 小学生用辞書でまず調べる

まずは、わかりやすい小学生用辞書で言葉の意味を確認します。初めて見る言葉でも、簡単な解説で理解しやすいです。

2. 中高生向け辞書や大人用辞書で補足する

次に、中高生向け辞書や大人用辞書で同じ言葉を調べてみましょう。小学生用辞書よりも詳しいニュアンスや用例が載っているため、知識を深めることができます。 この段階でのスマホの辞書は可です。

3. 家庭で「調べる時間」をつくる

親子で一緒に辞書を使って調べる時間を設けると、子どもが辞書に親しみを持ちやすくなります。辞書を引く習慣を身につけるには、日常の会話や宿題の中で積極的に使わせる工夫が効果的です。


中学卒業までに目指すこと

中学を卒業するまでに、「辞書を使って必要な情報を見つけ、自分の考えを広げる力」を育てたいものです。そのためには、辞書を「学ぶための道具」として効果的に活用する練習が欠かせません。

「大人用辞書は難しいから…」と避けるのではなく、小学生用辞書で基礎を固めながら、少しずつ上のレベルの辞書にもチャレンジする。このバランスが、国語力を大きく伸ばす鍵になるでしょう。

② 読書を通して語彙の海に飛び込もう!

読書は、多様な語彙に触れ、表現力や想像力を豊かにする効果があります。お子さんの興味関心に基づいて、小説、ノンフィクション、伝記など、様々なジャンルの本を選んでみましょう。親子で一緒に読書をして、感想を話し合うのもおすすめです。

おすすめ書籍(中1向け):

  1. 『走れメロス』(太宰治): 友情のために走る男の葛藤と決意を描いた感動的な物語。人間の弱さや信じる心の強さを考えさせられます。簡潔な文章で読みやすく、読書の入門にもおすすめです。
  2. 『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治): 夢と現実が交錯する幻想的な世界を旅する少年たちの物語。美しい情景描写と深いテーマ性で、想像力を掻き立てられます。
  3. 『バッテリー』(あさのあつこ): 野球を通して成長していく少年たちの姿を描いた青春小説。チームメイトとの友情や、努力の大切さを学ぶことができます。読みやすい文体で、スポーツ好きにもおすすめです。
  4. 『武士道シックスティーン』(誉田哲也): 剣道に打ち込む女子高生たちの青春と葛藤を描いた物語。ライバルとの競争や、自分自身との戦いを通して成長していく主人公の姿に共感できます。
  5. 『空色勾玉』(荻原規子): 古代日本を舞台にしたファンタジー小説。巫女として選ばれた少女が、困難を乗り越えながら成長していく姿を描いています。日本神話の世界観に触れることができ、歴史好きにもおすすめです。

③ ニュースで社会の動きと言葉をキャッチ!

ニュース番組や新聞記事を通して、時事問題や社会問題に関する語彙に触れましょう。親子でニュースを見ながら、難しい言葉や気になる出来事について話し合うことで、語彙力だけでなく、社会への関心も高まります。例えば、「少子高齢化ってどういう意味?」「AI技術のメリットとデメリットって何だろう?」といったテーマで話し合ってみましょう。

④ ゲームで楽しく語彙力アップ!

クロスワードパズルや言葉探しゲームなど、遊びながら語彙力を伸ばせるツールを活用しましょう。無料アプリやウェブサイトで手軽に楽しめます。

⑤ 日常会話で言葉のキャッチボール!

「今日学校でどんなことがあった?」「どうしてそう思うの?」など、お子さんの考えや気持ちを丁寧に聞き出す質問を心がけましょう。お子さんが自分の考えを言葉で表現する機会を増やすことで、自然と語彙力や表現力が育まれます。

  1. 子どもが安心して話せる雰囲気づくりのポイント
    12月の面談では、「最近、子どもが何を考えているのか分からない…」というご相談を数多くいただきました。思春期を迎えたお子さんとのコミュニケーションで悩まれる保護者の方は少なくありません。

お子さんが安心して話せる雰囲気を作るためには、以下の2つのポイントが重要です。

  • 一貫性のある態度で接する
    例えば、「宿題が終わるまでゲームは禁止」とルールを決めたなら、それをしっかりと守ることが大切です。親の言動がぶれると、子どもは不安を感じ、信頼関係が揺らぎかねません。
  • 頭ごなしに否定せず、子どもの意見を尊重する
    お子さんの意見を遮ったり、否定したりするのではなく、「どうしてそう思うの?」「他にどんな方法があると思う?」と問いかけ、お子さんの考えをじっくり聞いてみましょう。

2.良好な親子関係が学びを支える
長年、子どもたちの学習を見てきて気づいたことがあります。それは、学習意欲が高いお子さんの家庭では、親子間のコミュニケーションが円滑で、信頼関係がしっかりと築かれているということです。

親子の信頼関係が、子どもの自主性や学習意欲を育む土台となります。

最後に
2025年も、保護者の皆さまと一緒にお子様の成長をサポートさせていただきます。
語彙力を高め、良好なコミュニケーションを築くことで、お子様の未来がさらに豊かになることを願っています。

何かお困りごとやご相談がございましたら、どうぞお気軽にお声がけください。

鶴ヶ谷教室  ☎252-0998 989-0824 宮城野区鶴ヶ谷4-3-1

◆幸 町 教室  ☎295-3303 983-0836 宮城野区幸町3-4-19

電話でのお問合せ AM10:30~PM22:30