勉強が苦手な子は覚えることが大嫌いです。

勉強には覚えるという作業が必須ですが、

勉強が得意でない子、慣れていない子のほとんどは

最初は覚えることをすごく嫌がります。

 

 

これはうちの子も例外ではありませんでした。

 

 

何か勘違いをしているのでは?と感じた事もあります。

頭の中に入っていないものは、出てこないのに、

テストで点が取れるはずもないのに、

頭の中に何も入れないで、何か難しいことをするのが勉強と

思っていたように感じます。

 

 

しかし、覚えた後のテストでは

「暗記しただけでこんなに取れるとは思わなかった」

というような感想が聞けました。

 

 

我が子に試みた英語復活の手順をお話します。

中1の最後のテストは50点未満でした。もう完全にアウトです。

英語は見るのも嫌だったそうです。

 

 

初期の頃は、朝晩、1回10分程度、

英語に触れる事から始めました。

 

 

お恥ずかしい話ですが、初期の頃は、息子に付き合いました。

最初は、嫌がりましたが、

怒らないように、結果にこだわらないように、

英語を読む時間を作りました。

 

英文を読むことから始めるのが、

一番ハードルが低いと考えたのですが、

案の定、読めませんでした。

単語の読みから始めて、スラスラ読めるようになったら、

書くことに挑戦するという順にレベルアップしていきます。

 

 

読みはともかく、書くことが、最大の難関でした。

2~3回やって覚えられないと、

もう心が折れて進めなくなります。

できない自分に直面して、余計に辛くなってしまうようでした。

 

 

2~3回で、覚えられると思っている事自体が、

勉強して来なかった証拠なのですが、

それを指摘すると、無駄な言い合いになるので、

そこはジッと我慢です。

 

 

最終的には「覚える」を目指しているわけですが、

特に最初の頃は、「覚える」という結果に重きをおくと、

辛さにつぶされてしまいます。

 

 

短い範囲に限定して、何度も繰り返して、

気が付いたら、覚えていたという状況にすると、

何とか気持ちも持ちこたえるようです。

 

 

30回、繰り返してみよう。

何? 14回で覚えただと? じゃ、確認。

本当に覚えたな。すごいな。

みたいな芝居じみたこともやりながら楽しく繰り返します。

 

 

子どもの反応をうかがうと、どうやら

覚えた自分をちょっと誇らしく思ったりするようです。

 

そういう気持ちになることが、

続けられる原動力だと思います。

 

 

しだいに、抵抗感が低くなってきて

嫌がることが、目に見えて減ってきました。

 

 

大きなきっかけになったのは、夏休み後のテストでした。

この時の言葉が先の

「暗記しただけでこんなに取れるとは思わなかった」です。

 

 

ここから先は、あまり手がかかることはなくなりました。

はじめの実績を作るまでは、手間暇かけて付き合ってあげないと

精神的な苦痛に負けて、途中で死屍累々状態です。

 

 

昔々、服を着せました。

その後、服の着方を教えたら、ボタンの段が違っていたり、

一時はかえってこちらの手間がかかるようになりましたが、

やがて全部自分で、できるようになりました。

 

 

なるほど勉強も同じか。

自分で、できるように手ほどきしてなかったなと

反省させられました。

 

 

できるようになるまでかかる手間は

ものすごいものがあるように思えますが、

出来てしまえば、

その苦労は絶対に報われます。

 

 

勉強しろ、なんでできないんだと

愚痴ったり、しかりつけているより

ずっと効率がいいのです。

 

 

昔、学生の時に塾でアルバイトしていた頃、

塾長が「中学生は、一丁前なことを口では言うけど、

勉強という孤独な作業に耐えられるほど大人になってはいない。

だから手を貸す必要がある」とよく言っていたのですが、

我が子を見ながら、その言葉を今更ながらに実感した次第です。

 

 

その経験を踏まえて、しばらくの間、

じっくりと子どもと一緒に歩いて、うまくいく方法を

体験させてあげることを基本に教室で奮闘しています。

 

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