中3・5月、受験生としての土台をつくる時期です
こんにちは!合格屋マックスです。
中3になって、早くも1ヶ月が過ぎました。
新しいクラス、新しい先生、新しい生活リズム。
そして、いよいよ「受験生」としての1年が本格的に動き出しています。
この時期、中3生に必ず考えてほしいことがあります。
それは、
自分なりの勉強スタイルが、少しずつ形になってきているか?
ということです。
受験勉強は、気合いだけでは続きません。
「やる気がある日は頑張る」では、通用しなくなります。
大事なのは、
疲れていても、忙しくても、最低限これだけはやる
という自分の型を持つことです。
「頑張っています」だけでは、まだ少し足りない
この時期、よく聞く言葉があります。
「頑張っています」
「やっています」
「ちゃんと勉強するようになりました」
もちろん、その気持ちは大切です。
でも、受験生として一歩進むためには、もう少し具体的にしていく必要があります。
何を、いつ、どれくらい、どうやってやるのか。
そして、できなかった日はどう立て直すのか。
ここまで決まっている子は強いです。
逆に、本人は頑張っているつもりでも、勉強内容がその日の気分任せになっていると、なかなか成果にはつながりません。
受験勉強で大切なのは、
頑張ることそのものより、頑張り方を整えることです。
伸びる子は、生活の中に勉強を組み込んでいる
最近、少しずつ受験生らしい変化が見えてきた子もいます。
「部活で帰りが遅い日は、英単語だけは先にやっておきます」
「週末に練習試合があるので、平日に進めておきます」
「数学は夜だと眠くなるので、帰ってすぐやるようにしました」
こういう言葉が出てくる子は、確実に変わり始めています。
すごい量を一気にやっているわけではありません。
でも、自分の生活に合わせて、勉強のやり方を工夫し始めているのです。
受験生になるというのは、急に何時間も机に向かうことではありません。
まずは、自分の生活の中に勉強をきちんと置くことです。
5月に決めたい「自分の勉強の型」
5月は、受験勉強の土台をつくる大切な時期です。
ただし、5月は思っている以上に、勉強から意識が離れやすい月でもあります。
ゴールデンウィークがあります。
練習試合も増えてきます。
修学旅行もあります。
どれも中学校生活にとって大切な時間です。
でも、ここで気をつけてほしいことがあります。
それは、
5月は「気づいたら勉強が止まっていた」ということが起こりやすい月
だということです。
そして6月に入ると、中総体の大会があります。
部活に全力を注ぐ時期です。気持ちも体力も、かなり部活に持っていかれます。
さらに、その後には中間テストが待っています。
つまり、5月から6月にかけては、
ゴールデンウィーク、練習試合、修学旅行、中総体、中間テスト
と、大きな予定が続きます。
この流れを強く意識しておかないと、
「まだ大丈夫」
「行事が終わったらやる」
「大会が終わったら切り替える」
と思っているうちに、気づいたら中間テスト直前になってしまいます。
毎年、このパターンで苦しくなる子がいます。
学校ワークが終わっていない。
暗記が間に合わない。
わからない問題を質問する時間がない。
結局、テスト前に提出物を終わらせるだけになってしまう。
これでは、せっかくの中間テストを「自信をつけるチャンス」にできません。
だからこそ、5月のうちに決めてほしいのです。
平日は、いつ勉強を始めるのか。
忙しい日は、最低限何をやるのか。
学校ワークは、いつまでに1回目を終わらせるのか。
暗記は、どのタイミングで進めるのか。
わからない問題は、いつ質問するのか。
スマホとは、どう付き合うのか。
完璧な計画でなくてかまいません。
予定が多い5月だからこそ、
「忙しくても崩れない勉強の型」
をつくっておく必要があります。
たとえば、
「英単語を10個だけ覚える」
「数学の計算を5問だけ解く」
「学校ワークを1ページだけ進める」
「理社の重要語句を10分だけ確認する」
これだけでも、ゼロとはまったく違います。
5月に勉強が止まらなかった子は、6月の中間テストで強いです。
そして中間テストで手ごたえをつかんだ子は、夏以降の受験勉強にも入りやすくなります。
5月は、
勉強時間を増やす月であると同時に、
忙しい中でも勉強を止めない練習をする月です。
水曜日の使い方も、受験モードに変えていきます
この5月・6月の日程に合わせて、教室でも授業の流れを少しずつ受験モードに切り替えていきます。
毎週水曜日は、中3内容の理科・社会を始めます。
これはつまり、
6月の中間テストに向けた対策が、もう始まる
ということです。
「テスト前になったら頑張る」ではありません。
テスト前に慌てないために、今から少しずつ積み上げていきます。
そのため、今まで水曜日に行っていた英語の長文の時間は、少し形を変えます。
毎週月曜日に長文を訳して提出。
水曜日に返却したときに、共通で間違いが多かったところを確認します。
そのうえで、不明点の質問を受けます。
つまり、水曜日の長文は、今までのようにたっぷり時間を取るというよりも、
質問に答える時間を短く集中して取る形になります。
そして、直しは水曜日以降、各自でやってきて提出です。
ここでも大切になるのが、
自分の勉強の型ができているかどうかです。
型ができている子は、返された長文を見て、早めに直しをします。
「なぜ間違えたのか」
「主語と動詞を正しく取れていたか」
「単語を覚えていなかったのか」
「訳し方の考え方が違っていたのか」
こうやって、自分で振り返ることができます。
一方で、勉強の型がまだできていない子は、
「あとでやろう」
「週末にまとめてやろう」
「次の授業までにはやろう」
と、ズルズル後回しにしてしまいます。
すると、長文の直しが残る。
学校ワークも残る。
理科・社会の内容も増える。
部活や行事で疲れる。
そして気づいたら、中間テスト直前。
こうなると、本当に苦しくなります。
だからこそ、今のうちに決めておきましょう。
月曜日に提出した長文は、水曜日に返されたらいつ直すのか。
質問したいところは、訳を作っている時に印をつけておく。
理科・社会の復習は、その日のうちに何分やるのか。
学校ワークと塾の課題を、どう並行して進めるのか。
やることが増えてきたときに、どう整理するか。
どの順番で片づけるか。
後回しにしない仕組みをどう作るか。
そこに、その子の成長が出ます。
水曜日の理科・社会が始まるということは、いよいよ中3内容も、定期テスト対策も、本格的に動き出すということです。
ここで流れに乗れる子は、6月の中間テストに強くなります。
反対に、ここで後回しのクセが出ると、
「やらなきゃいけないことはわかっているのに、何から手をつければいいかわからない」
という状態になってしまいます。
そうならないために、今、型を作るのです。
6月の中間テストは、自分の型を試すチャンス
6月の中間テストは、受験生としての最初の大きな勝負です。
ここで大切なのは、ただ点数を見ることではありません。
自分の勉強スタイルが通用したかどうかを見ることです。
早めに準備を始めた子は、結果に出やすい。
学校ワークを何度も解いた子は、ミスが減りやすい。
質問を後回しにしなかった子は、理解が深まりやすい。
逆に、テスト直前だけで何とかしようとすると、
「やったのに取れなかった」
という苦しい経験になってしまいます。
中間テストは、ただの定期テストではありません。
夏以降の受験勉強に向けて、
今の自分の勉強のやり方を確認する大事なチェックポイントです。
「時間がない」は、これからも続きます
中3生は忙しいです。
部活もあります。
学校行事もあります。
疲れる日もあります。
眠い日もあります。
正直に言うと、
「時間がない」は、これからも続きます。
だからこそ大切なのは、
時間ができたらやるではなく、
時間がない中でどうやるかを決めることです。
合格に近づく子は、特別なことをしているわけではありません。
やるべきことを、できる形に小さくして、続けています。
中3生へ
未来の自分を助けるのは、今日の小さな行動です
受験勉強は、まだ始まったばかりです。
だから、今うまくいっていない人も大丈夫。
今から整えれば、十分間に合います。
ただし、
「そのうち頑張る」
「夏から本気を出す」
「部活が終わったらやる」
これだけは、少し危険です。
夏に伸びる子は、夏から突然変わるのではありません。
5月、6月の小さな準備があるから、夏に一気に伸びるのです。
まずは、今日からひとつ決めましょう。
「帰ったらすぐ学校ワークを開く」
「寝る前に英単語を5個覚える」
「わからない問題に印をつけて質問する」
「スマホを別の部屋に置いて30分だけ集中する」
「水曜日に返された長文は、その日のうちに直し始める」
小さくていい。
でも、続けられる形にする。
それが、あなたの受験勉強の“型”になります。
保護者の皆さまへ
ご家庭でできることは、「管理」よりも「見える化」です
中3生は、まだ大人ではありません。
自分では「頑張っている」と思っていても、実際には何をどれくらいやっているのか、本人もよくわかっていないことがあります。
だからといって、細かく管理しすぎると、親子でぶつかってしまうこともあります。
この時期、保護者の方におすすめしたいのは、
勉強を責めることではなく、勉強を見える化することです。
たとえば、こんな声かけです。
「今週はどんな予定がある?」
「練習試合や修学旅行の前後で、勉強できる日はどこ?」
「今日は何をやる予定?」
「学校ワークは、いつまでに1回目を終わらせる?」
「水曜日に返された長文の直しは、いつやる?」
「わからないところは、そのままにしてない?」
ポイントは、
「勉強しなさい」だけで終わらせないことです。
行動が具体的になる質問をしてあげると、子ども自身も、自分の勉強を整理しやすくなります。
特に5月・6月は、予定が多い時期です。
ご家庭ではカレンダーなどを使って、
ゴールデンウィーク、練習試合、修学旅行、中総体、中間テスト、学校ワークの締切、塾の提出物
を一緒に見える形にしてあげると、とても効果的です。
「この日は疲れそうだから、最低限メニューにしようか」
「この週末は試合があるから、平日に学校ワークを進めておこう」
このように、親子で先を見て話せるようになると、子どもは行き当たりばったりになりにくくなります。
親ができる一番の応援は、環境づくり
受験生にとって、ご家庭の空気はとても大切です。
もちろん、親としては心配になります。
言いたくなることもたくさんあると思います。
でも、子どもたちは子どもたちなりに、不安やプレッシャーを感じ始めています。
だからこそ、まずは家庭を
安心して立て直せる場所
にしてあげてください。
うまくいかなかった日も、責めるだけではなく、
「じゃあ明日はどうする?」
と次の行動につなげる。
疲れている日は、
「今日は最低限これだけやろうか」
とハードルを下げてあげる。
調子がいい日は、
「そのやり方、合っているかもしれないね」
と認めてあげる。
親のひと言で、子どものやる気は下がることもあれば、もう一度前を向くこともあります。
5月の親子チェックリスト
この時期は、親子で次のことを確認してみてください。
✅ 平日の勉強開始時間は決まっている?
✅ ゴールデンウィークや練習試合の予定を見越している?
✅ 修学旅行や中総体の前後で、勉強が止まらない工夫はある?
✅ 学校ワークは、テスト直前ではなく早めに進めている?
✅ 水曜日に返された長文の直しを、後回しにしていない?
✅ 理科・社会の復習を、その日のうちに少しでもできている?
✅ スマホの使い方にルールはある?
✅ わからない問題を質問する習慣はできている?
✅ 6月中間テストの目標は具体的になっている?
✅ 疲れた日の「最低限メニュー」は決まっている?
すべて完璧でなくて大丈夫です。
でも、ひとつでも決まると、行動は変わります。
行動が変わると、結果も少しずつ変わります。
最後に
受験は、自分をつくる時間です
高校入試は、ただ合格するためだけのものではありません。
目標を決める。
計画を立てる。
うまくいかない日も立て直す。
自分に合うやり方を見つける。
少しずつ自信を積み重ねる。
この経験そのものが、子どもたちの力になります。
5月は、まだ大きな差が見えにくい時期です。
でも、この時期に自分の勉強スタイルをつくり始めた子は、夏以降に強くなります。
焦らなくていい。
でも、止まらないこと。
完璧じゃなくていい。
でも、昨日より少し前に進むこと。
合格屋マックスは、今年も一人ひとりの小さな変化を見逃さず、受験生として成長していく姿を全力で応援していきます。
さあ、5月。
自分の勉強の“型”をつくる1ヶ月にしていきましょう。
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中3の5月は、受験生としての行動が少しずつ変わり始める大切な時期です。
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