新中1の保護者さまへ。入学の不安は「最初の1か月」でほぼ決まります
こんにちは。合格屋マックスです。
この時期、保護者の方からよく聞く言葉があります。
- 「中学の勉強、ついていけるかな…」
- 「部活が始まったら、家では何もできなくなりそう」
- 「友達関係も変わるし、心配が尽きません」
すごく分かります。
実は、子どもよりも先に不安になるのは、いつだって保護者の方です。
そしてその不安は自然です。中学は環境がガラッと変わりますから。
ただ、安心してほしいことがあります。
中学のスタートで大事なのは「才能」ではなく、最初の1か月で“迷子にならない仕組み”を作れるかです。
中学でつまずく原因は「勉強が難しい」より「どう動けばいいか分からない」
中学の勉強は、小学校より確かに難しくなります。
でも、現場で見ていて思うのは、つまずく子の多くが
内容が難しくて止まるというより、何から手をつければいいか分からず止まる
ということです。
たとえば、こういう状態になります。
- ワークを開く → 何をすればいいか分からない → とりあえず閉じる
- テストが近い → 焦る → でも何をしていいかわからない→手が出ない
- 「やらなきゃ」だけが増えて、気持ちが重くなる
これは、やる気の問題ではありません。
「中学の動き方」をまだ知らないだけなんです。
不安を消す鍵は「家での約束を、2つだけ決める」こと
中学に入ったばかりの子に、いきなり長時間の勉強は続きません。
部活が始まったらなおさらです。疲れて帰ってきます。
だから最初に必要なのは、気合いでも根性でもなく、約束を2つだけです。
約束①:帰宅後の“最初の10分”を固定する
おすすめはこれです。
- 帰宅 → 手洗い → 水を飲む
- 10分だけ机に座って、学校のノートを開く(内容は軽くてOK)
「10分だけ」ならできます。
ここで大事なのは勉強量ではなく、“勉強を始める抵抗”をなくすことです。
※そしてもう一つ。
最初の1か月は、完璧より「崩れない形」を優先してください。
短くても毎日続く形が、後で一番伸びます。
約束②:やることを「見える形」にする(迷子防止)
中学の子が一番止まる理由は、「何をすればいいか分からない」こと。
だから、ここを先に潰します。
紙に1行でもいいので、“今日やること”が見える場所に置いてください。
冷蔵庫でも机でもOKです。
そのまま使えるテンプレ(例)
- 今日:英語(教科書音読5分+単語10個)
- 今日:数学(ワーク1ページ/計算10問)
- 週末:テスト範囲チェック(15分だけ)
「全部やる」ではなく、どれか1つやれたらOKにします。
迷子にならなければ、子どもは動きやすくなります。
入学直後に起きやすい“あるある”を先に知っておくと安心です
中学スタートで、よく起きることを3つだけ先に言っておきます。
あるある①:最初の2週間は疲れます
新しい先生、新しいクラス、新しいルール。
子どもは想像以上に気を張っています。家で無口になる子もいます。
→ ここで無理に詰めるより、
「10分だけ座れたらOK」で崩さない方が、結果的に伸びます。
あるある②:部活が始まると、一度ペースが崩れます
これはほぼ全員です。
だから最初から完璧を目指さない方がうまくいきます。
→ “短くても毎日”が勝ちます。
あるある③:「勉強してるのに点が取れない」が出ます
中学は“やったつもり”が点になりません。
だから必要になるのが、復習の仕方です。
→ 復習は「ノートを眺める」より、
小テスト形式でチェックが一番効きます(英単語、計算、漢字など)。
中1の最初に差がつくポイント(英語・数学はここで決まります)
ここだけ、先生として一言だけ。
中1の最初に差がつきやすい場所があります。
- 英語:最初の1か月は「be動詞と一般動詞の区別」で差がつきます
- 数学:正負の計算で“ミスの癖”が固定されやすいです
だからこそ、最初は“難しい問題”より、
基本を短く、正確に、毎日が一番効きます。
保護者の方が一番つらいのは「成果が見えない時期」です
中学の最初は、がんばっても成果がすぐ出ないことがあります。
その時期、保護者の方は不安になります。
- 「このままで大丈夫?」
- 「言わないとやらないのでは?」
- 「言いすぎると関係が悪くなる…」
このバランスが一番難しいですよね。
だから私は、保護者の方にこうお願いしています。
成果を褒める前に、“行動”を認めてください。
- 10分座れた
- ノートを開けた
- ワークを1ページ進めた
- “やり始めた”
中学の最初は、ここを認めるだけで
子どもの中に「自分でもできる」が育ちます。
声かけのNG/OK(これだけ覚えてください)
×「なんでできないの?」
○「どこで止まった?ここまでできた所を見せて」
×「早くやりなさい!」
○「10分だけ一緒にタイマー押そうか」
合格屋マックスが、中1の最初に一番大事にしていること
私たちは、「難しいことを一気にやらせる」よりも、まず
- 迷子にさせない
- 止まったら動けるようにする
- 小さく成功させる
ここを最優先にします。
中学の成績は、“最初の1か月の空気”で変わります。
逆に言うと、最初が整えば、その後は伸びやすいです。
まとめ:不安を消すために、今日決めるのは2つだけ
- 帰宅後の最初の10分を固定する
- やることを見える化して迷子を防ぐ
これだけで、中学スタートの不安はかなり減ります。
もし入学前後で、
「うちの子の場合、何を約束にすればいいか分からない」
「部活と両立できる形にしたい」
そんな時は、遠慮なく教えてください。
中学のスタートは、完璧より“崩れない形”が勝ちます。
一緒に整えて、安心して走り出せる形を作っていきましょう。
※この記事は今年度(2026年3月号)の最新版です。
昨年度版(2025年3月号)もアーカイブとして公開していますので、比較したい方はこちらをご覧ください。
昨年度版はこちら →【旧記事リンク】

