成功する中学生の最大ポイント 小6生 3月

バカって言われたら…

「バカ」 何かの弾みにこう言われたら、お子さんはどんな反応をするでしょうか。

問題にしたいのは、「どうしてそのような反応をするようになったのか」です。これまで多くの子を見てきました。やはり、できる子には共通点があるものです。頭がいいことではありません。

飲み込みがいい子が、無条件で成績がいいかと言うと必ずしもそうではありませんでした。 頭がいいけど、成績が悪い子って、実は驚くほどたくさんいます。

反対に、成績はいいのに飲み込みがよくない子も、これも意外なほどたくさんいます。教えていて思わず「お前なぁ~」って言いたくなるほど、何度も何度も同じことを繰り返し質問してきます。でも、いい成績を取ってきます。

では、成績がいい子の共通点って何でしょう。

その答が冒頭の質問です。成績のいい子は、「バカ」って言われたら、笑ってごまかしたり、聞こえないふりしたりしませんね。反論するか、攻撃するか、怒り出すかは、その子の性格とその場の状況でしょうが、「バカ」を絶対に認めたりはしません。

だってそれはそうでしょう。『自分はできる』と思っているんですから。 さて、現在、お子さんが、「バカ」を認めない子であればこの続きは、飛ばして後の『成功する中学生』 最初で最大のポイントに進んでください。

『自分はできる』と思っている子は、勉強することが、そんなに苦痛ではなくなっています。だって、また褒められていい思いができることを体験的に知っているからです。つまり、『勉強する ⇒ よい成績 ⇒ ほめられる ⇒ 自信が持てる ⇒ また勉強する』という「できる子のサイクル」の好循環に乗っているのです。

「できる子のサイクル」

このサイクルに乗せることが『成功する中学生』の第一歩です。

アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンは、「能力を伸ばすには自尊心を育てること。自尊心は人から褒められて育つ。」と言っています。

ところが、「うちの子には、ほめるところがない」なんて声もよく聞きます。伸ばそうとするなら、ほめるところは、意図的に作るのです。ほめるって、挑戦させる時に使う方法です(おだてると混同している例が多いように思います)。

どうすれば、いいでしょうか?

まず子どもが実行しやすいことを1つだけ具体的に決めます。「勉強しなさい」では、子どもは行動を変えようがありません。それでは、子どもが何をしていいかわからないのです。

どんなものがいいか? 困ってしまうという方は、次回の面談の時にご相談下さい。共同戦線でやっていきましょう。

最初のポイント 子どもの行動を変えること

子どもが「なぁんだ。これをやればいいのか」と思うぐらいのものがちょうどいいのです。子どもが実行しやすい状態を作ります。そして、励まし続けてください。声がけが大切です。やることがきまって、前より少しでもやるようになったら、 まずそれが最初に褒める・認めることです。

正確には、この段階では、褒めるより励ます・暖かく見守るという感じがよいようです。この行動が続くように、認めてあげてください。ここが、重要な注意点です。 成果が出たらではありません。行動が変わったらです。

行動が変わればやがて、成果も出てきます。 成果が出てくれば、他人も評価してくれます。でも、成果が出るまでが、一番辛い。励ましてもらわないと続かない。でも、成果が出てないから他人は、褒めてはくれない。でも、以前よりたしかに頑張っている。

もうおわかりですね。こんな時こそが、親の力の見せ所なのです。親の励ましがなければ、子どもは続けられない。子どもが、その行動に取り組んでいる間は、いい思いをさせるのです。子どもが挑戦している間は褒め続けてください。

“成功する中学生”

成功する中学生になってもらうには、「やったらできる。褒められる」を体感させ続けることです。その経験の多さが、できる子の共通点なのです。成果が出るようになれば、友達や先生が、褒めてくれるようになります。そうなればしめたもの。

「できる子のサイクル」の好循環が始まります。 反抗期を本格的に迎えて、不毛な親子喧嘩を繰り返すご家庭と比べたら、ご両親の手間や心配事は、激減しています。

“成功する中学生” 最初の大ポイント

入学後、部活が始まると、子どもはかなり疲れて帰ってきます。帰ってきたら、寝るだけという日々になることもよくあります。   新中学1年生が、中2・3の子たちと同じ運動をすることは大変なことです。

「ご飯食べながら寝ちゃうんです」なんて言っていたお母さんも今まで何人もいました。でも、そうですね5月の中旬ごろには、体もだいぶ慣れてくるはずです。しかし、多くのご家庭では、いつのまにか帰ってきたら、寝るが普通になってしまうのです。

ちょっと一休みぐらいならいいですが、これが「何もしない」になってしまうのはあっという間。そして、それが当然の権利になってしまう。そんなわが子を見ながら、「いつか時期が来れば…」と思い、中2になり、中3になり、その時がきても・・・ご両親の期待は裏切られ、子どもは変わらないんです。

中には、受験期が近づくと、逆切れして、「どうして、あの時にもっとやらせなかったんだ。そしたら、今頃、こんな目にあわずにすんだんだぞ。」なんてくってかかる子も出たりして。

失敗しそうかどうかは、実は、中1の夏~秋ぐらいにわかります。チェックポイントをお伝えしておきます。

お母さんが、イライラすることが多くなるかどうか。子どもが中学生になって、見ていて、イライラすることが多くなれば、それは黄、いやすでに赤信号です。こうならないためには、なってからでは遅いので、夏までに勉強に関しては、「学習の習慣」を確立することです。

話しはわかるけど、疲れ切って帰ってきたわが子を前にすると、つい親心から「何も今から・・・」と思いたくなる気持ちは、痛いほどよくわかります。

でも、良い習慣は親がつけてあげないと、絶対に自然になんか身につきません。いつもここで能率という話が出ます。そんなに疲れている時にやっても能率が…って話です。確かにその通りです。能率は最悪です。

でも今は、「能率」と「習慣」の先決順位の問題です。①やってみる→もっとうまくなる  ②うまくなる→やるようになる。この2つを比較して見てください。

②は、非現実的な話だと気がつくはずです。入学前には子どもの方も、ほとんどの子が、中学生になったら「勉強も頑張ろう」と思っているはずです。そんな機会を捕らえて、話し合って、「約束」を作ってください。

「約束」はすぐに反故になってしまいますから、紙に書いて、保管して、コピーしたものをリビングにでも貼ってください。

どんな内容にすればいいか?

それは、上記の最初は子どもの行動を変えることがポイントです。子どもが「なぁんだ。これをやればいいのか」と思うぐらい』のものがちょうどいいのです。

これが、“成功する中学生” 最初で、最大のポイントです。正直言いまして、今回のお話は、長男・長女のご両親の方には、あまりピンと来なかったかもしれません。そのような方は、お近くの中3生か高1生のいるご家庭のお母さんに聞いていただければ、共感できやすくなると思います。

今は信じて実行してください。秋以降、絶対に良かったと感じて頂けますから。長年、教えてきた経験から言えることです。

最後にもう一つ大事な話。

高校入試の制度がどうなっているか。何を材料に、どうやって判定するのか。ご存知ですか。

本当は入学する段階で、子ども本人にも理解していてほしいのですが、ちょっと幼すぎるので、でも早い段階で理解した方が得です。親御さんは今から知っていてください。ゴールも知らないで闇雲に走っても仕方ないですからね。

よく面談で聞かれることに勉強時間についての質問があります。公式的には、

小学生   学年の数×10分 中学生   学年の数+1時間 と言われています。

中3受験生には、このぐらい必要ですが、新1年生の段階では、ほとんど無理と思えます。

大体、小学校からそのぐらいの課題の量が出ていませんから。中学校からも、それだけの課題は出ません。塾からの課題・赤マルつぶしを確実にこなせるようにしていきましょう。初めは、毎日1時間でOKです。それでも、運動部に入った子は、体力が追いついてくるまでは、すごく大変ですから。

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