中学生の記憶力を上げる勉強法|覚えたことを忘れない「思い出す練習」

こんにちは。今日は、勉強に役立つ「記憶力の高め方」について話します。

みなさんの中にも、

「英単語がなかなか覚えられない」
「社会や理科の用語が多すぎる」
「テスト前に覚えたはずなのに、本番で出てこない」
「自分は記憶力が悪いのかな」

と思ったことがある人がいるかもしれません。

でも、まず安心してください。

記憶力は、生まれつきだけで決まるものではありません。
勉強のやり方を少し変えるだけで、今よりずっと覚えやすくなります。

では、記憶力を上げるために一番大事なことは何でしょうか。

それは、覚えたかどうかを、何も見ないで思い出してみることです。

つまり、思い出す練習です。


「見たから覚えた」は、実はかなり危ない

テスト前に、教科書やノートを何回も見て、

「よし、覚えた」

と思ったのに、テストになると出てこない。

これはよくあります。

なぜかというと、見ているだけでは、覚えたつもりになりやすいからです。

ノートを見ているときは、目の前に答えがあります。
だから「分かる」「覚えた」と感じます。

でも、テストでは答えは見えません。
自分の頭の中から取り出さなければなりません。

つまり、勉強で大事なのは、

覚えることだけではなく、
思い出せるかどうかを確認することです。

ここをやっている人と、やっていない人では、勉強の効果が大きく変わります。


授業のあとに「今日、何を習ったっけ?」と書いてみる

まず、学校の授業で使える方法を紹介します。

家に帰ったあと、またはその日の夜に、真っ白な紙を用意してください。

そして、こう自分に聞いてみます。

「今日の1時間目、英語で何をしたかな?」
「新しく習った単語は何だったかな?」
「先生が大事だと言っていたことは何だったかな?」
「問題の解き方で、今日初めて知ったことは何だったかな?」

そして、何も見ないで紙に書き出してみます。

きれいな文章でなくて大丈夫です。
単語だけでもいいです。
矢印や図でもいいです。
思い出した順番に、メモのように書けば十分です。

ある程度書き出せたなら、その授業はかなり頭に入っています。
授業をよく聞けていたということです。

反対に、

「あれ、何やったんだっけ?」
「何も思い出せない」

となった場合は、かなり危ないです。

その授業を受けた時間が、頭の中にほとんど残っていない可能性があります。

そういうときは、早めにノートや教科書を見直してください。
次の授業に進む前に復習しておかないと、あとで一気に苦しくなります。

大事なのは、ここで自分を責めることではありません。

思い出せないことに気づけた時点で、勉強を立て直すチャンスです。


家で勉強したあとも、白い紙に書き出してみる

この方法は、自分で勉強したときにも使えます。

たとえば理科で、高気圧と低気圧について勉強したとします。

教科書を読んだ。
ノートを見た。
問題集の解説も読んだ。

そこで終わりにしないでください。

勉強の最後に、ノートと教科書を閉じます。
そして、真っ白な紙に、何も見ないで書いてみます。

たとえば、

「高気圧とは何か」
「低気圧とは何か」
「空気はどちら向きに動くのか」
「天気はどうなりやすいのか」
「図で表すとどうなるのか」

こういうことを、自分の頭の中から取り出して書きます。

言葉で書いてもいいです。
図で書いてもいいです。
自分なりの説明でかまいません。

そのあと、ノートや教科書と比べてみます。

だいたい同じ内容が書けていたら、今日の勉強はかなり頭に入っています。

でも、今がんばって勉強したばかりなのに、2、3個しか思い出せない場合は注意が必要です。

それは、勉強したつもりになっていただけで、実はあまり頭に入っていなかったということです。

この確認をしないまま勉強を終えると、

「時間をかけたのに覚えていない」
「ちゃんとやったはずなのに点数につながらない」

ということが起こります。

だから、勉強の最後には必ず、

何も見ないで思い出す時間

を入れてください。


勉強の最後にやる「3分チェック」

毎回の勉強の最後に、3分だけでいいので、次のチェックをしてください。

  1. ノートや教科書を閉じる
  2. 真っ白な紙を出す
  3. 今日覚えたことを、何も見ないで書き出す
  4. 書き終わったら、ノートや教科書と比べる
  5. 抜けていたところを、もう一回覚える

これだけです。

たった3分ですが、この3分で勉強の効果は大きく変わります。

成績が伸びる子は、勉強時間が長いだけではありません。
自分が本当に覚えたかどうかを確認するのが上手です。

逆に、時間をかけているのに成績が伸びにくい子は、
「読んだ」
「見た」
「ノートに書いた」
ところで終わってしまっていることがあります。

もちろん、それも勉強です。
でも、それだけでは足りないことがあります。

最後に、何も見ないで思い出す。
ここまでやって、初めて「頭に入ったかどうか」が分かります。


思い出せなかったところこそ、次に伸びるところ

白い紙に書こうとして、思い出せないことがあります。

そのときに、

「やっぱり自分はダメだ」
「記憶力が悪いんだ」

と思わなくていいです。

思い出せなかったところは、
まだ頭に入りきっていない場所が見つかったということです。

これは、とても大事な発見です。

勉強が上手になる人は、自分が分かっていないところを見つけるのが上手です。

思い出せなかったら、もう一度ノートを見る。
もう一度教科書を読む。
もう一度、問題を解く。
そして、もう一回、何も見ないで書いてみる。

これをくり返すことで、記憶は強くなっていきます。

大切なのは、忘れたことに落ち込むことではありません。

忘れていたところを見つけて、覚え直すことです。


2、3日後にもう一回やると、さらに強くなる

今日覚えたことを、今日思い出せた。
これはとても良いことです。

でも、それだけで安心しすぎない方がいいです。

人は、時間がたつと忘れます。
これは普通のことです。

だから、2、3日後にもう一度、同じことをやってみてください。

ノートを見ずに、白い紙に書き出す。
図で説明する。
言葉で説明する。
問題を解く。

そこでまだ思い出せるなら、かなり記憶に残っています。

もし忘れていたら、もう一度覚え直せば大丈夫です。

むしろ、忘れかけたころにもう一回思い出すことで、記憶は強くなります。

おすすめは、この流れです。

今日、覚える。
勉強の最後に、白い紙に書き出す。
2、3日後に、もう一回書き出す。
テスト前に、最後の確認をする。

これだけでも、暗記の質はかなり変わります。


英単語や漢字も「隠して思い出す」

英単語や漢字も同じです。

ただ見ているだけでは、覚えたつもりになりやすいです。

英単語なら、

important = 重要な
decide = 決める
arrive = 到着する

これを見たあとに、すぐ隠します。

そして、自分に聞きます。

「importantの意味は?」
「decideはどういう意味?」
「到着するって英語で何?」

漢字なら、読み方や意味を見たあとに、何も見ないで書けるか試します。

ポイントは、長い時間ながめることではありません。

短く見て、隠して、思い出す。

このくり返しです。

英単語を20個まとめて覚えるのが大変なら、まず5個でいいです。

5個見る。
隠す。
思い出す。
間違えたものだけ、もう一回やる。

これをくり返してください。

暗記が苦手な人ほど、一度にたくさんやろうとしすぎます。
まずは少なく分けて、確実に思い出せるようにすることが大切です。


場所と結びつける覚え方もある

たくさんのものを順番に覚えたいときは、場所と結びつける方法もあります。

たとえば、家から学校までの道を思い浮かべます。

玄関、ポスト、曲がり角、コンビニ、学校の門。

そこに覚えたいものを順番に置いていくイメージをします。

玄関に大きな白鳥がいる。
ポストの上にライオンがいる。
曲がり角に大きな目がある。

このように、覚えたいものを場所とセットにすると、思い出しやすくなることがあります。

ただし、これはあくまで一つの方法です。

一番大事なのは、やはり最後に、

何も見ないで思い出せるかどうか

を確認することです。


脳は「何度も思い出したこと」を大事だと判断する

少しだけ、脳の話をします。

私たちの脳には、記憶に深く関係する海馬という部分があります。
読み方は「かいば」です。

海馬は、入ってきた情報を長く覚えるかどうかに関わっています。

脳は、一度見ただけの情報をすべて長く覚えてくれるわけではありません。
もし見たものを全部覚えていたら、頭の中が情報でいっぱいになってしまいます。

だから脳は、

「これは大事そうだ」
「何度も出てくる」
「強く印象に残った」

と思ったものを残そうとします。

そこで役に立つのが、思い出す練習です。

何度も思い出そうとすると、脳はその情報を使います。
使われた記憶は、少しずつ強くなっていきます。

だから、勉強では、

読む。
見る。
書く。

だけで終わらせずに、

思い出す。

ここまでやることが大切なのです。


「覚えられない」は、やり方を変える合図

覚えられないときに、

「自分は頭が悪い」
「自分は記憶力がない」
「どうせ無理」

と思う必要はありません。

覚えられない原因は、能力ではなく、やり方にあることが多いです。

何回も読むだけになっていないか。
一度に大量に覚えようとしていないか。
思い出す練習をしているか。
勉強の最後に確認しているか。
2、3日後にもう一度チェックしているか。

ここを変えるだけで、勉強はかなり変わります。

特に、勉強の最後の3分チェックはおすすめです。

ノートを閉じる。
白い紙を出す。
今日覚えたことを書く。
ノートと比べる。
抜けていたところを覚え直す。

この習慣がつくと、自分の勉強の弱点に早く気づけるようになります。

そして、ただ時間をかける勉強から、
本当に頭に残る勉強に変わっていきます。


まとめ

記憶力を上げるために一番大事なのは、特別な才能ではありません。

大事なのは、
何も見ないで思い出す練習をすることです。

今日から、勉強の最後にこれをやってみてください。

ノートを閉じる。
白い紙を出す。
今日覚えたことを、何も見ないで書き出す。
ノートや教科書と比べる。
抜けていたところを、もう一度覚える。

最初は、あまり書けないかもしれません。

でも、それで大丈夫です。
書けなかったところが、次に勉強すべきところです。

勉強は、ただ長くやればいいわけではありません。
覚えたかどうかを確認することが大切です。

「読んだ」だけで終わらせない。
「見た」だけで安心しない。
最後に必ず、思い出してみる。

この習慣がつくと、勉強の仕方は大きく変わります。

今日の勉強の最後に、まず3分だけ試してみてください。

その3分が、記憶力を上げる第一歩になります。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: end-name.jpg

鶴ヶ谷教室  ☎252-0998 989-0824 宮城野区鶴ヶ谷4-3-1

幸 町 教室  ☎295-3303 983-0836 宮城野区幸町3-4-19

マックス動画教室

電話でのお問合せ AM10:30~PM22:30