今は「一人でできるようになる前」の大切な時期です
夏休みが終わり、現在、は前期期末試験のテスト対策に全力で取り組んでいます。
中学1年生にとって、今回の期末テストはとても大切です。
春に中学生になって数か月。
学校生活にも少しずつ慣れてきました。
でも、勉強についてはまだ、
「中学生になったから、もう全部自分でできる」
という段階ではない子がたくさんいます。
むしろ今は、
中学生としての勉強の仕方そのものを覚えている途中
だと思っていただいた方がいいと思います。
ですから、まず目の前の期末テスト。
ここはしっかり取りにいきます。
まず「100点ドリル」を完成させてください
今、一番優先してほしいことは、
100点ドリルを完成させることです。
一度100点を取って終わりではありません。
マックスでは、
2回連続100点
を完成の基準にしています。
この期間は、家でやってきた分もカウントします。
進行表を見ながら、どんどん進めてください。
大切なのは、
「一度できた」
ではなく、
「もう一度やってもできる」
ところまで持っていくことです。
テスト前になると、子どもたちはどうしても、
「これ、前にやったから大丈夫」
と言います。
でも実際にもう一度やってみると、
「あれ?」
となることがあります。
これが普通です。
だからこそ、繰り返します。
できるまでやる。
できたら、もう一度やる。
この地味な繰り返しが、結局一番強いテスト対策になります。
理科・社会は、学校のワークを最低3周してください
今回、特にお願いしたいのが理科と社会です。
学校のワークを最低3周してください。
1周目は、分からないところがあっても構いません。
まず最後までやる。
2周目は、1周目で間違えたところを中心にやる。
3周目は、
「本当に自分だけで答えられるか」
を確認します。
理科や社会は、
「読んだら分かった」
「答えを見たら分かった」
と、
「テストで自分から答えを書ける」
の間にかなり差があります。
ですから、ワークは眺めるものではありません。
答えを隠して、自分で答えられるところまで繰り返す。
ここまでやって初めて、テスト対策になります。
特に中1のうちに、
「理社はワークを何周もするものなんだ」
という習慣を作っておくと、これからかなり楽になります。
中1生を見ていて少し気になることがあります
今年の中学1年生を見ていて、気になっていることがあります。
それは、
家に帰ると何をしたらいいのか分からなくなってしまう子が少なくないことです。
原因の一つが、ノートだと思います。
授業中、
「なるほど」
「分かった」
となっている。
でも、そのときに大事だったことがあまりノートに残っていない。
すると家に帰って、
「これ、どうやってやるんだっけ?」
となったときに、確認するものがありません。
結局、
分からない。
止まる。
宿題が進まない。
ということが起きます。
ノートは「きれいに書くもの」ではありません
子どもたちには、ノートをきれいに書いてほしいわけではありません。
字が多少乱れていても構いません。
大切なのは、
あとで自分が困ったときに、助けてくれるノートになっているか
です。
例えば数学なら、
「この問題は、まず何をするのか」
「どこを見ればいいのか」
「なぜこの式になるのか」
英語なら、
「be動詞の文と一般動詞の文は何が違うのか」
「疑問文にするときは何を前に出すのか」
など、
授業中に、
「あ、そういうことか」
と思った部分こそ、あとで見られるように残してほしいのです。
ノートは、先生の板書を写すためだけのものではありません。
未来の自分が分からなくなったときに見るためのものです。
「今日分かった」は、まだ半分です
中1の子どもたちを見ていると、
授業が終わったときにはわかっています。
こちらが聞いても答えられます。
問題も解けます。
ところが数日後、
「これ、どうするんだっけ?」、「こんなのやった?」
となる。
これは珍しいことではありません。
一度分かったことを、いつでも使える状態にするには、
もう一度自分で思い出す作業
が必要だからです。
授業中にわかった。
家でもう一度やってみた。
わからなくなったらノートを見た。
それでもわからなければ次の授業で聞いた。
この繰り返しで、初めて本当に自分の力になっていきます。
ご家庭で、時々ノートを見てみてください
そこで、ご家庭でも時々で構いませんので、
「今日のノート、ちょっと見せて」
と声をかけていただければと思います。
ただし、
「字が汚い」
「もっときれいに書きなさい」
というチェックが目的ではありません。
見ていただきたいのは、
今日習ったことが、あとで本人にわかる形で残っているか
です。
例えば、
「今日、何がわかったの?」
と聞いてみる。
「この数学、どうやってやるの?」
と軽く聞いてみる。
子どもが、
「これはね……」
と説明できれば、とても良い状態です。
反対に、
「わかんない」
「ノート見てもわかんない」
となったら、
そこに今後の課題があります。
答えを教える必要はありません
ご家庭で数学や英語を教えていただく必要はありません。
むしろ、
「どこを見ればわかる?」
「今日、先生は何て言ってた?」
「ノートには書いてない?」
くらいで十分です。
それでもわからなければ、
「じゃあ次の授業で聞いておいで」
で構いません。
大切なのは、すぐ答えを教えてしまうことではなく、
わからなくなったときに、自分でどうやって解決するのか
を少しずつ覚えていくことです。
中1の今は、その練習期間でもあります。
「自分でやりなさい」だけでは、まだ難しい子もいます
中学生になると、ご父兄としては、
「もう中学生なんだから、自分でやってほしい」
と思われるのも自然です。
確かに、最終的には自分でできるようになってほしいと思います。
ただ、そのためには、
いきなり手を離すのではなく、少しずつ手を離していく
ことが必要です。
最初は、
「宿題やった?」
「ワークどこまで進んだ?」
「100点ドリル、あと何枚?」
と確認する。
次第に、
「今日何するの?」
だけにする。
そのうち、
何も言わなくても本人が動く。
そういう順番でいいと思います。
今、手をかけることは、甘やかすことではありません。
自分でできるようになるための準備です。
結果が出ると、子どもは少し変わります
中1の子どもたちにとって、
「頑張ったら点数が上がった」
という経験は、とても大きなものです。
特に、
前より10点上がった。
苦手だったところができた。
100点ドリルを全部完成できた。
学校のワークを3周できた。
こういう経験が、
「自分もやればできるかもしれない」
という感覚につながります。
いきなり勉強が大好きになる必要はありません。
でも、
「やっても無駄」
ではなく、
「やれば少し変わる」
と思えること。
中1の今は、それがとても大切です。
ご家庭でお願いしたいのは、この3つです
今回の期末試験に向けて、ご家庭では次の3つだけ確認していただければ十分です。
① 100点ドリルは進んでいるか。
2回連続100点まで持っていく。
② 理科・社会の学校ワークを3周しているか。
「終わった」ではなく、「自分で答えられる」まで繰り返す。
③ 時々ノートを見て、「今日何が分かった?」と聞いてみる。
きれいさではなく、あとで本人が見て分かるノートになっているかを見る。
この3つです。
今は、まだ「一緒にやる」で大丈夫です
中学1年生は、見た目はすっかり中学生です。
でも、勉強の仕方まで完全に中学生になっているわけではありません。
どうやってテスト勉強をするのか。
何回繰り返せば覚えられるのか。
分からなくなったら何を見るのか。
ノートには何を残せばいいのか。
宿題をどう進めるのか。
今、一つずつ覚えている途中です。
ですから、今すぐ完璧に自立していなくても大丈夫です。
できないところは一緒に確認します。
ご家庭でも、少しだけ様子を見ていただく。
そして少しずつ、本人に任せる部分を増やしていく。
その積み重ねでいいと思います。
まずは目の前の前期期末試験。
100点ドリルを完成させる。
理科・社会の学校ワークを最低3周する。
そして今回のテストで、
「前よりできた」
を一つでも増やしましょう。
その小さな積み重ねが、中学生としての勉強の仕方を作っていきます。
焦らず、一つずつ。
この秋も、ご家庭と一緒に子どもたちを支えていきます。

