新中1の春、「勉強しなさい」を減らしたほうがうまくいく理由

〜まずは机の前に座ること、そして英語は“5分のシャドーイング”から〜

新中1の保護者のみなさま、ご入学おめでとうございます。

この時期、毎年感じるのは、子どもたちは思っている以上に緊張しているということです。

新しい制服。
新しい先生。
新しい友達。
教科ごとに先生が変わる授業。
部活もまなく始まります。

大人が思っている以上に、中学入学の春は大きな変化の連続です。

ですから、この時期は「勉強の習慣をつけなきゃ」と思うのはとても大切なのですが、そこで親があまり強く言いすぎると、かえって逆効果になることがあります。
こちらが想像する以上に、子どもにとってはしんどい時期だからです。

だから、まず新中1の春は、形だけでも机の前に座ることを大事にしてほしいと思っています。
最初から完璧な勉強を求めなくて大丈夫です。
学校に慣れること、生活リズムを整えること、その中で「机に向かうのが当たり前」という空気を少しずつ作っていくこと。
まずはそこからで十分です。


春は“勉強の中身”より、“座る習慣”を作る時期です

新中1の4月、5月は、思っている以上に疲れます。

家に帰るとぼーっとする。
なんとなく機嫌が悪い。
会話が少ない。
やる気がないように見える。

でも、それは怠けているのではなく、新しい環境に慣れようとして頑張っている証拠であることが多いです。

そんなときに、
「ちゃんと勉強したの?」
「もっとやりなさい」
と求められると、子どもは勉強そのものが嫌になりやすくなります。

だから最初は、
机の前に座る
教科書を開く
5分だけでもやる
それで十分です。

習慣は、最初から重たくすると続きません。
まずは軽く始めて、「これならできる」を作っていくことが大事です。


机に座れたら、それだけでも立派なスタートです

保護者の方の中には、
「座っていても中身が伴わなかったら意味がないのでは」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、この時期はそれでいいんです。

中身をしっかりやるのは、もう少し体も気持ちも学校生活に慣れてからで大丈夫です。
最初の目標は、勉強を嫌なものにしないこと
そして、机に向かうことへの抵抗を減らすことです。

この土台ができると、そのあと内容はちゃんと乗ってきます。
逆に、最初から詰め込みすぎると、続かなくなる子が少なくありません。


その“最初の一歩”におすすめなのが、英語のシャドーイングです

では、机の前に座ったあと、何をしたらいいのか。
ここで私がおすすめしたいのが、英語のシャドーイングです。

今の学校の英語の教科書には、ページごとにQRコードが付いています。
それを読み取ると、そのページの英文をネイティブの発音で聞くことができます。

その音声に合わせて、一緒に読んでみる。
これがシャドーイングです。

中1の最初のころは英文が短いので、10回繰り返しても5分もかかりません。
「今日は疲れているな」という日でも取り組みやすいのが、とてもいいところです。

最初のうちは、音声についていくだけでもなかなか大変です。
でも、それで大丈夫です。
上手に読む必要はありません。
まずは真似するだけでいいんです。
聞こえた通りに、一緒について読む。
それだけで十分意味があります。


英語が嫌いになる子は、「読めない」から苦しくなります

英語が苦手になる子をたくさん見てきましたが、その多くは

読めない

だから書けない

だんだん嫌いになる

という流れに入っていきます。

英語は、読めるようになるとかなり楽になります。
逆に、読めないままだと、単語を書くことも、文を書くことも、全部苦しくなります。

だからこそ、中1の最初の段階で、英語の音と文字を結びつける練習をしておくことはとても大切です。
その入口として、シャドーイングはとても効果的です。

難しい文法を教え込む必要はありません。
まずは聞いて、真似して、読んでみる。
その繰り返しで、「英語って少し読めるかも」という感覚が育ってきます。

この感覚が、英語嫌いの予防につながります。


ご家庭では、こんな声かけで十分です

ご家庭では、ぜひこんなふうに声をかけてみてください。

「今日は5分だけ一緒にやってみようか」
「まず座れたね、それで十分」
「英語の音声、流して真似するだけでいいよ」
「全部できなくても大丈夫、ついていくだけでいいよ」

春の新中1に必要なのは、厳しい管理より、始めるハードルを下げてあげることです。

親は心配だから、つい「もっとちゃんと」と言いたくなります。
でもこの時期は、頑張らせることより、続けられる形を作ることのほうがずっと大切です。


最初の春に、無理のない形を作ってあげましょう

新中1の春は、勉強の土台を作る大切な時期です。
でもそれは、「最初からたくさんやらせる」という意味ではありません。

まずは机に座る。
教科書を開く。
英語なら5分、シャドーイングをしてみる。
そういう小さな積み重ねで十分です。

子どもが学校に慣れてきたら、そこから少しずつ中身を増やしていけばいい。
その順番のほうが、結果として長く続きます。

今年の新中1のみなさんにも、無理なく中学校生活をスタートしてほしいと思っています。
ご家庭でも、焦らず、でも止めずに、まずは小さな一歩を応援してあげてください。

私たちも、お子さま一人ひとりの様子を見ながら、無理のないスタートをしっかり支えてまいります。

今年度もどうぞよろしくお願いいたします。


シャドーイングの詳しいやり方はこちら

英語のシャドーイングについては、別ページで詳しく説明しています。
ご家庭で取り組むときのポイントをまとめていますので、ぜひあわせてご覧ください。

新中1の春はシャドーイングは、下記のリンク先の説明の①と②で十分です。

英語シャドーイングのやり方はこちら

昨年の新中1向けブログはこちら

昨年(2025年)は、新学期に身につけたい学習習慣や、英語・数学のスタートの切り方についてお伝えしました。
あわせてお読みいただくと、今年の記事の内容もより活かしやすくなります。

昨年の新中1保護者向けブログはこちら


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: end-name.jpg

鶴ヶ谷教室  ☎252-0998 989-0824 宮城野区鶴ヶ谷4-3-1

幸 町 教室  ☎295-3303 983-0836 宮城野区幸町3-4-19

マックス動画教室

電話でのお問合せ AM10:30~PM22:30