【小4・10月】同じ問題集なのに、なぜ差がつく?|伸びる子が身につけている「勉強のやり方」

こんにちは、合格屋マックスです。

10月になりました。

小学校4年生も、ここから少しずつ勉強の内容が難しくなってきます。

授業をしていると、この時期にいつも感じることがあります。

同じ問題集を使って、同じ時間勉強していても、少しずつ差が出てくる。

「頭のいい子と、そうでない子の差なのかな」

そう思われるかもしれません。

でも、子どもたちを長く見ていると、私は必ずしもそうではないと思っています。

むしろ小学生のうちは、

「何をやったか」より、「どうやったか」。

ここで差がつくことが、とても多いのです。

「終わった!」で、本当に終わり?

たとえば問題集を10問解いたとします。

丸つけをして、

「8問正解! 終わった!」

これでランドセルにしまう子がいます。

一方で、間違えた2問を見ながら、

「なんで間違えたんだろう?」

と、もう一度考える子がいます。

この時点では、どちらも8問正解です。

ところが数か月たつと、この小さな違いが意外なほど大きな差になります。

できなかった問題を「できる問題」に変えてから終わる子は、少しずつ強くなる。

私は授業でも、正解したかどうかだけではなく、

「どう考えた?」

「なんでそうした?」

と、よく子どもたちに聞きます。

すると、

「えーっと……なんとなく」

という返事が返ってくることがあります(笑)。

正解していても、ここはもう一度。

自分の言葉で説明できるところまでいくと、その問題はかなり本人のものになっています。

「また同じ問題やるの?」は、よく分かります

子どもにとって、解き直しはあまり魅力的ではありません。

一度やった問題を出すと、

「先生、これ前にやったよ」

と言われることもあります。

「知ってるよ(笑)。だからもう一回やるんだよ」

そんなやり取りもあります。

ところが面白いもので、2回目になると、

「あ、これ分かる!」

3回目になると、

「先生、これ簡単じゃん」

となってくる。

私は、この「簡単じゃん」がとても好きです。

最初から簡単だったわけではありません。

分からなかったものを、自分の力で「簡単」に変えた。

これは立派な成長です。

そして、この経験を何度かした子は、少しずつ変わってきます。

間違えることを、それほど嫌がらなくなります。

「今できなくても、やればできるようになる」

ということを、自分の経験として知り始めるからです。

漫画は何回も読むのに、問題集は1回?

以前、子どもたちにこんな話をしたことがあります。

「好きな漫画って、何回も読むことない?」

すると、

「ある!」

「同じ巻、めっちゃ読んだ!」

と返ってきます。

「じゃあ問題集も3回読もう」

と言うと、

「それは違う」

と言われます(笑)。

まあ、気持ちは分かります。

でも、実は似ているところがあります。

漫画も2回目に読むと、

「あ、このセリフ、ここにつながってたんだ」

「最初にちゃんとヒントがあったんだ」

と、1回目には見えなかったものが見えてきます。

勉強も同じです。

1回目は「解くだけ」で精いっぱいだった問題でも、2回目には解き方が見えてくる。

3回目には、

「あ、この問題はここを見ればいいんだ」

と、考え方まで見えてきます。

この「見えるものが増えていく感覚」を知ってほしいと思っています。

人に説明すると、ごまかせなくなる

もう一つ、私が大切にしているのが、

「説明すること」です。

自分では分かったつもりでも、

「じゃあ先生に説明して」

と言われると、

「えーっと……」

となることがあります。

これは悪いことではありません。

むしろ、

「あ、自分はここがまだ分かっていなかったんだ」

と気づけたということです。

逆に、友達に説明して、

「分かった!」

と言ってもらえたときの子どもの顔は、なかなかいいものです。

教えてもらっていた子が、いつの間にか教える側になっている。

こういう小さな変化を見つけると、私はうれしくなります。

テストの点数ももちろん大切です。

でも、その点数が上がる少し前には、たいていこうした小さな変化があります。

小4の秋に、私がいちばん育てたいもの

4年生になると、算数も内容がだんだん複雑になってきます。

これから5年生、6年生へ進むにつれて、問題も少しずつ難しくなっていきます。

そのときに、

「言われた問題を、とりあえずやる」

だけでは、だんだん苦しくなってきます。

だから私は、小4の今のうちに、

分からなかったら考える。
間違えたら戻る。
もう一度やる。
自分の言葉で説明してみる。

そんな「勉強のやり方」を身につけてほしいと思っています。

100点を取ることだけが、小学生の勉強のゴールではありません。

むしろ、

自分で「できない」を「できる」に変える方法を覚えること。

これが、この先ずっと使える力になります。

お父さん、お母さんへ

ご家庭で何か特別なことをしていただく必要はありません。

もしお子さんが勉強していたら、ときどき、

「これ、どうやって考えたの?」

と聞いてみてください。

正解か不正解かを聞くのではなく、考え方を聞いてあげる。

そして説明してくれたら、

「なるほど、そう考えたんだね」

と聞いてあげてください。

うまく説明できなくても大丈夫です。

説明しようとすること自体が勉強になります。

もちろん、勉強のことを全部ご家庭で背負っていただく必要もありません。

分からない問題、なかなか直らないクセ、どう声をかけたらいいのか迷うこと。

そこは私たちの仕事です。

授業の中で子どもたちを見ながら、一人ひとりに必要な声をかけていきます。

今月も、小さな「できた」を一つずつ

子どもの成長は、毎日見ているとなかなか気づきません。

でも、

前はすぐあきらめていた子が、あと1分考えるようになった。

間違いを消して終わっていた子が、解き直すようになった。

「分かんない」と言っていた子が、「ここまでは分かる」と言えるようになった。

私は、こういう変化も立派な成長だと思っています。

そして、その小さな変化の積み重ねが、半年後、一年後の大きな差になります。

焦らず、一つずつ。

10月も子どもたちの様子をよく見ながら、

「分からない」で終わらせず、

「あ、分かった」
「できた!」

まで一緒に連れていきたいと思います。

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