〜この夏に育てたい「手が止まらない計算力」〜
小4の保護者の皆さまへ。
こんにちは。合格屋Maxです。
小学校2年生、3年生のころは、
「算数、大好き」
「計算、得意だよ」
「100点だったよ」
と、うれしそうに話していたお子さんも多かったと思います。
ところが、小4になると少しずつ様子が変わってきます。
「算数がちょっと苦手」
「わり算がめんどう」
「筆算が長くていやだ」
「どこに何を書けばいいのかわからない」
こうした声が出始めるのが、小4です。
もちろん、すべてのお子さんが急に算数を嫌いになるわけではありません。
でも、現場で見ていると、小4のわり算は、算数の中でもかなり大きな分かれ道になります。
ここでスムーズに進める子は、その後の算数にも自信を持ちやすくなります。
反対に、ここで「わり算はめんどう」「算数は大変」と感じてしまうと、練習量が減り、計算への苦手意識が強くなってしまうことがあります。
だからこそ、小4のわり算は大切なのです。
わり算は、できないのではなく「手順が多い」のです
わり算が苦手な子を見ていると、能力がないわけではありません。
多くの場合、原因はもっと単純です。
手順が多いのです。
たとえば、わり算の筆算では、
商を立てる。
かけ算をする。
引き算をする。
次の数を下ろす。
また商を考える。
またかけ算をする。
また引き算をする。
このように、いくつもの作業を順番に進めていきます。
大人から見ると当たり前のように見える筆算でも、子どもにとっては一つひとつが大仕事です。
しかも、その途中で九九を使います。
くり下がりの引き算も使います。
余りの感覚も必要です。
商をどこに書くかも考えなければなりません。
つまり、わり算は、いろいろな力が同時に必要になる単元です。
だから、子どもが「めんどう」「長い」「わからなくなった」と感じるのは、ある意味では自然なことです。
ここで大切なのは、「なんでできないの」と責めることではありません。
わり算を細かく分けて、順番に練習させることです。
つまずきやすいポイントは大きく2つあります
小4のわり算で特につまずきやすいポイントは、大きく分けると2つあります。
1つ目は、くり下がりの引き算を含む、余りの出るわり算です。
実は、ここが弱いまま大きな数のわり算に入ると、とても苦しくなります。
商は合っていても、引き算で止まる。
余りの出し方で止まる。
途中の計算が遅くなる。
結果として、筆算全体がいやになる。
こういうことが起こります。
2つ目は、商を見つけること、つまり見当をつけることです。
いわゆる「立てる数」を考えるところです。
たとえば、38で割るときに、何を立てればよいのか。
6なのか、7なのか、8なのか。
この見当をつける力が必要になります。
ですから、Maxではいきなり難しい筆算だけをたくさんやらせるのではなく、まずはこの2つの土台になる部分をしっかり練習します。
まずは「くり下がりで余りが出るわり算」をスムーズに
小4のわり算を得意にするためには、いきなり大きな筆算を完璧にしようとしないことが大切です。
まずは、1つ目のポイントである「くり下がりで余りが出る計算」に慣れることです。
たとえば、
51 ÷ 8
26 ÷ 9
21 ÷ 6
33 ÷ 7
このような計算です。

このような問題を見たときに、手が止まらずに進められるようになることが大切です。
たとえば、51 ÷ 8 なら、
8 × 6 = 48
51 − 48 = 3
だから、答えは 6 あまり 3
という流れです。
この計算が毎回ゆっくりだと、大きな筆算になったときに途中で疲れてしまいます。
反対に、この部分がスムーズになると、わり算の筆算はかなり楽になります。
大きな筆算で苦労しているように見えても、実は原因はここにあることが多いのです。
複雑なものは、分けて練習します
わり算を得意にするコツは、複雑なものを一気にやらせないことです。
難しい筆算には、いくつもの要素が入っています。
九九。
引き算。
くり下がり。
余り。
商の見当。
位取り。
書く場所。
これを全部同時に練習しようとすると、子どもは混乱します。
ですから、まずは分けます。
余りの出る計算だけを練習する。
くり下がりの引き算だけを確認する。
商の見当をつける練習をする。
そのあとで筆算に戻る。
この順番が大切です。
これは、スポーツや楽器の練習と同じです。
いきなり試合形式だけをやっても、基本動作が弱ければうまくなりません。
まずは、部分練習。
それから、全体練習。
算数も同じです。
家庭で見てほしいのは「速さ」よりも「止まる場所」です
ご家庭でわり算を見るとき、保護者の方はつい、
「早く解きなさい」
「もっと速くできないの」
と言いたくなることがあるかもしれません。
でも、最初に見てほしいのは、速さではありません。
どこで止まっているか
です。
お子さんがわり算で止まるとき、原因はいろいろあります。
九九が出てこない。
何を立てればよいかわからない。
引き算でくり下がりがうまくいかない。
余りをどう出すかわからない。
どこに数字を書くかわからない。
途中で集中が切れてしまう。
これらを全部まとめて「わり算が苦手」と言ってしまうと、何を練習すればよいのかわからなくなります。
家庭では、ぜひこう見てあげてください。
「九九で止まっているのかな」
「引き算で止まっているのかな」
「商を立てるところで迷っているのかな」
「余りを出すところで止まっているのかな」
原因がわかると、練習する場所も見えてきます。
家庭での声かけは「どこで止まった?」が効果的です
わり算で手が止まっているとき、すぐに答えを教える必要はありません。
まずは、こう聞いてみてください。
「どこで止まった?」
「九九は出てきた?」
「引き算はできそう?」
「余りは何になりそう?」
「ここまでのやり方は合っているかな?」
この声かけをすると、子どもは自分がどこで困っているのかを考えるようになります。
逆に、
「なんでできないの」
「さっきもやったでしょ」
「ちゃんと考えて」
と言ってしまうと、子どもは算数そのものを嫌がりやすくなります。
もちろん、保護者の方も忙しい中で見ているので、つい強く言いたくなることはあると思います。
でも、わり算は手順の多い単元です。
子どもが止まるのには理由があります。
その理由を一緒に見つけるつもりで声をかけると、家庭での勉強が少し楽になります。
練習量は必要です。でも、順番が大切です
わり算は、理解だけではできるようになりません。
ある程度の練習量が必要です。
ただし、やみくもにたくさんやればよいわけではありません。
大切なのは、正しい順番で練習することです。
まず、余りの出る基本計算をスムーズにする。
次に、くり下がりの引き算で止まらないようにする。
そのあとで、商を立てる練習に集中する。
最後に、大きな筆算に取り組む。
この順番で進めると、子どもは混乱しにくくなります。
上を目指すなら、余りの出るわり算を、九九に近い感覚で進められるくらいまで練習すると強いです。
見た瞬間に、
「8なら6回入って48、あまり3」
というように、すぐに動ける状態です。
ここまでいくと、わり算はかなり得意になります。
Maxの夏は、わり算を得意に変えるチャンスです
Maxでは、小4の夏にわり算の力を大切にしています。
理由は、学校で本格的に大きなわり算を扱う時期になると、授業も行事も重なり、意外とじっくり練習する時間が取りにくいからです。
わり算は、少し説明を聞いただけで身につく単元ではありません。
正しい順番で、何度も手を動かして、
「できた」
「止まらなくなった」
「前より速くなった」
という経験を積む必要があります。
夏休みは、その練習にとても向いています。
学校の授業がいったん止まる時期に、わり算の土台をしっかり固めておく。
そうすると、2学期以降の算数に落ち着いて入ることができます。
Maxでは、
余りの出るわり算の反復練習。
くり下がりで止まらない練習。
商の見当をつける練習。
筆算を正しい手順で進める練習。
これらを段階的に進めていきます。
一気に難しいことをさせるのではなく、
「ここができたから、次へ進もう」
という形で積み上げていきます。
「算数って、楽しい」をもう一度
算数が苦手になり始めると、子どもは自信をなくします。
「どうせできない」
「わり算いやだ」
「算数きらい」
そんな言葉が出てくることもあります。
でも、算数は、できるようになると表情が変わります。
昨日より少し速くなった。
前より止まらなくなった。
自分で答えまでたどり着けた。
丸が増えた。
こういう小さな成功体験が積み重なると、子どもは少しずつ変わります。
「わり算、前よりできるかも」
「これならいける」
「算数、ちょっと楽しい」
この感覚を取り戻してほしいのです。
Maxが大切にしているのは、ただ答えを教えることではありません。
手順を見えるようにすること。
小さな段階に分けること。
できた経験を積ませること。
その子が止まっている場所を見つけること。
こうした積み重ねで、子どもの自信を育てていきます。
最後に
小4のわり算は、算数の大きな分かれ道です。
ここでつまずいてしまうと、算数への苦手意識が強くなることがあります。
でも、逆に言えば、ここでしっかり練習すれば、算数への自信を大きく育てることもできます。
大切なのは、
できない理由を見つけること。
複雑なものを分けて練習すること。
正しい順番で積み上げること。
そして、できた経験を増やすこと。
ご家庭では、ぜひ
「どこで止まった?」
「九九かな? 引き算かな? 余りかな?」
「ここまでできているよ」
と声をかけてみてください。
それだけでも、お子さんは少し安心して取り組めます。
Maxはこの夏も、お子さま一人ひとりのつまずきを丁寧に見ながら、「できない」を「できた」に変えるお手伝いをしていきます。
「Maxに通わせてよかった」
「算数に少し自信が出てきた」
「家でも前より落ち着いて取り組めるようになった」
そう思っていただけるように、温かく、丁寧に支えてまいります。
この夏、わり算を「苦手の入口」ではなく、
「算数に自信をつけるきっかけ」にしていきましょう。

