「今度頑張る」はもう通用しない 中3 6月

中総体が終わると、すぐにテストです。

6月中間テストで、いい成績を取って、やる気いっぱいで本格的な受験勉強に入りましょう。

3年生は、今、部活に例えて言えば、トーナメントを1つ1つ勝ち進む段階です。「悪かった。この次は、頑張る」なんて、試合に負けた後に言っても、もう次の試合はありません。

また、  試合中に、「タイム。少し練習する」なんてのもありませんよね。勉強の方も同じ状況なのです。もう練習試合ではありません。勝利を積み上げていく段階に来ています。

君は、部活が終わったら、すぐスタートできる準備はできていますか。部活が終わったら頑張るなんて言っているのは、準備ではありませんよ。部活が終わったら、すぐに始める問題はどれですか。その間違い直しノートの準備はもうできていますか。

公民は常識。だけど・・・

公民は難しいという声を聞きます。(まだ、歴史をやっている学校もありますが)

A君 :先生、公民でわからないところがあるんですけど・・・

先生:  何だ?

A君: 天皇は、総理大臣を任命するじゃないですか。

先生: そうだよ。

A君: 任命しているに、どうして天皇には政治について何も言えないと言うのですか。

先生: そうか。じゃ、学校で生徒会長きめるときどうする?

A君: 生徒の選挙できめます。

先生: 選挙できまった後、校長先生から「あなたを生徒会長にします」という賞状みたいなものもらうの見たことない?

A君: ああ、朝礼の時、みんなの前で、もらうやつですか。

先生: そう。じゃあ、あれは、校長先生が○○君を生徒会長にするってきめたのか?

A君 :違います。選挙できまった人を、校長先生がみんなの前で 確認したんです。

先生: その通り。国会の中の選挙で1番になった人に、「あなたを総理大臣にします」って、みんなの前で確認するのが任命するってことなの。

A君: そうなんだ。きめる事じゃないんですネ。

先生: 国語辞典で、「任命」って調べてごらん。

A君: あった。「役目につけること」って書いてあります。

先生: 国会できまった人にあなたを総理大臣にしますって、役目に就けること。任命書をあげることが天皇の仕事=国事行為なの。

A君: わかりました。任命ってきめる事って思っていました。

毎年A君と同じような人がいます。何がダメなのかわかりますか。公民をむずかしいと感じる人、一方で、公民は「当たり前」だから簡単という人もいます。

その一番の違いは、世の中、社会、日常生活、言葉に対する理解の差にあります。公民は、世の中のしくみの勉強です。世の中のしくみの話は、毎日のニュースの中にたくさん出てきます。ニュースを見たり新聞を読んだりしている人は、公民は「当たり前」だから簡単と感じます。

今からでも、ニュースや新聞に挑戦しましょう。でも、初めは大変です。まず、テレビでニュースを見ます。わかったニュースを、今度は新聞を読んで、内容を確認してみます。初め難しいと思ったことが、少しずつわかってきます。

また、「大人の言葉」を知らない人も苦しみます。公民では、普段のみんなの生活の中では使わない言葉がたくさん出てきます。意味がはっきりしない言葉は、国語辞典で調べることです。また、めんどうくさいと言っていると、何も進歩しませんよ。いいですか。「面倒くさい」は、バカの始まりですよ。

中総体が終ったら

中総体後、驚くほど成績が伸びる人がいます。その秘密は、勉強時間にあります。今まで部活に使っていた時間を、勉強時間に回した人が、驚くほど成績を伸ばす人です。夢を実現する人です。

夢を現実にする時間の使い方

学校が終わって直ぐに帰ってくれば4時30分頃のはずです。夕食が7時30分として夕食前に3時間の勉強時間が取れます。夕食,テレビ,入浴に7時30分から9時まで取っても、9時から12時までの間にまた3時間の勉強時間が取れます。

こうすれば夜中遅くまで頑張らなくても、前半に1,2年の復習・後半は3年の内容と1日6時間も勉強時間が取れます。これが、夢を現実にする時間の使い方です。

余裕で6時間も取れる

さあ、このうちの何時間やれるか? その時間で、来春の結果が決まる。夕方の時間を無駄に使ってしまうと勉強の量はなかなか増やせません。家に帰ってすぐに始めることです。ひと休みしてしまうと、かえってできなくなってしまいます。

中学3年生のご父母へ

大人になったように見えても、子どもは、まだまだ親の助けを必要としている。親の力で、子どもが少しでも優位に受験を乗り越えられるようにしようのコーナーも今回で最後になりました。中総体が終わったらいよいよ本人にバトンタッチです。夏からは、いよいよ本人が走る番です。少し本人にも自覚が出てきたようであれば、リードした状態で、バトンタッチできます。

高校入試は、短期決戦だ。

入試というと、長い受験勉強の期間とのイメージがありますが、 高校入試は短期決戦です。

ほとんどの子が、中総体後から、本格的に取り組むことになります。そして12月10日前後には、 受験校を決定します。正味、半年の勝負です。  だから、スタートでつまずくと大変なことになります。

スタートは、今回のテストで、手ごたえをつかむことです。なぜかと言うと、手ごたえをつかんだ子は、【受験生】になれる可能性が高まるからです。今回のテストで、好成績だった子は、 「よし。夏休みは、本当に勝負だ。本気でやろう」と前向きに取り組めます。

そして夏休みは、先月、少しふれましたが、合格作戦です。目的は【合格】。徹底して点が上がることを優先。伸びます。詳しくは来月レポートします。

その結果、夏後の合格判定テストで、目標達成が現実味を帯びてきて、自信も芽生え、自分から頑張る【受験生】になっていきます。これが、合格への勝ちパターンです。合格ストーリーは、今回のテストから始まります。

逆に、今回のテストで手ごたえを感じられなかった子には、もう大鉈を振るうしかありません。もう少し様子を見て、なんて言っている状況ではありません。高校入試は短期決戦です。そんな時間はもうありません。

しかし、今、子どもの頭は、中総体のことでいっぱい。しかも、中総体が終わると、すぐにテストという日程の中学があります。もうすこし勉強させる時間を取った日程がつくれないのかなぁ。

Maxでは、今回のテスト対策も、できるだけ多く時間をとります。中総体後、なかなか切り替えができずに、ダラダラしてしまって、失敗。そんなことにならないように。家で、なかなかできないなら、塾に出してください。ダラダラしているより、塾に来れば、その分はできますから。

7月の学校での保護者面談

1月から続けてきたこのコーナーの最後は、7月の学校での保護者面談についてです。この面談で、何かを決めないといけないということはありません。「夏休みもっとがんばらないと・・・」というお話です。そんな面談ですが、親としてのポイントがあります。

① 無下にできない存在であることをアピールする。

「とてもわかりやすい授業をしてくれる先生と聞いています。うちの子、こんなこと言っていました。」と面談の中で、子どもから仕入れた情報をさりげなく話してください。先生をヨイショしろって言っている訳じゃないんです。

いろいろな情報が子どもから親に伝わっていると感じると、ないがしろにできなくなります。そうじゃないと肝心の12月の最終面談でさえも、10分程度でハイお仕舞いという事になりがちです。

② 今後の相談窓口になるかのチェック

もし、担当の先生に不安を感じる場合は、他に相談窓口を設ける工夫をすることも、保険をかける意味で大切です。

「きっとうちの子は、先生方のお手間を取らせるに違いないので、学年主任の先生にも挨拶させてください」とか、担当の先生の顔をつぶさないようにして、上の先生にもあたりをつけたほうが、何かあったときに有効です。

③ 本気さ、真剣さを伝えて来てください。

釈迦に説法で、大変申し訳ありませんが、たとえば、買い物袋を提げて、いかにもついでに来ましたみたいな感じを与えない方が得策です。むしろ、先生に「この子の家には、ちゃんとしない といけないな」と思わせるような、プレッシャーをかけるぐらいの気持ちで、臨んでください。

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