中2の保護者必見!「失敗しない学習法」を考える—中2の今、見直しておきたいポイント 中2 10月

お子さんの成績、どのように判断していますか?

「学校のテストでは90点以上取れているのに、志望校への合格が不安…」「良い点数を取っているけれど、本当にこのままで大丈夫なの?」と感じたことはありませんか?保護者の皆様の中には、お子さんの成績に対して、漠然とした不安を抱えている方も多いと思います。

実際、ある中学2年生の生徒も、定期テストで90点以上取っているにもかかわらず、志望校の合格基準には届いていないことに気づき、親子で学習計画を見直したことがありました。親としてどのようにサポートすれば、お子さんが自信を持って志望校を目指せるようになるのでしょうか?

このような悩みを解決するために、成績の見方を「テストの点数」だけでなく、志望校の基準に基づいて評価し、学習計画を立てることが重要です。中学2年生のこの時期だからこそ、正しい評価基準を身につけ、学習の方向性を明確にしていきましょう。


失敗しがちな考え方1:テストの「素点」だけで成績を判断してしまう

問題点の要約:素点だけを見て成績を判断してしまうと、学習の方向性を見誤ってしまいます。

お子さんがテストで90点以上取れているとき、つい「よくできた!」と満足してしまうことはありませんか?しかし、テストの点数だけで安心してしまうと、実際の学力や志望校への到達度を見失うことがあります。

下記は、昨年の中3生の9月前期期末テストと10月の模試での偏差値をグラフにしたものです。このグラフで、定期テストで何点取っていれば、偏差値でだいたいどの程度になるか見当が付けられると思います。

問題点:素点ではなく志望校の基準で評価することが必要

例えば、Aさんは、毎回のテストで90点以上を取っていましたが、志望校の偏差値が63のため、定期テストで460~465点以上を目指す必要がありました。しかし、現在の成績は440点。あと20~25点をどの教科で補うかを具体的に考えなければ、効果的な学習はできません。

具体例:志望校基準をもとに成績を評価したケース
Aさんの保護者は、志望校の基準を確認し、英語・理科・社会での得点をさらに8点ずつ上げることを目標にしました。結果、家庭学習の時間を増やし、英語の単語テストと理科と社会の高速回転ドリルをすることで、次のテストでは成績が合計17点アップしました。

解決策:志望校の基準を確認し、学習計画を立てる

まずは、志望校の成績基準を確認しましょう。以下の手順を参考に、具体的な目標を設定してみてください。

  1. 志望校の成績基準を確認する
     下記の表を参考にしてください。
  2. 学校や塾の先生に相談し、基準と現状の成績を比較する
     どの教科を強化するべきか具体的にアドバイスをもらいましょう。
  3. 家庭内で定期的に成績を見直す時間を作る
     定期テストの前後には、自分の成績と志望校の基準を見比べ、現状を確認しましょう。

具体的な声かけ例
「今回のテスト結果と志望校の成績基準を一緒に見てみようか?次はどの教科で点数を伸ばそうか、一緒に計画を立ててみよう!」


失敗しがちな考え方2:「次こそ頑張る」と言って具体的な行動計画がない

問題点の要約:「次は頑張る」と言うだけでは、行動に移すための具体的な目標が欠けてしまいます。

お子さんが「次こそ頑張る!」と言ったとき、それをどのようにサポートしていますか?ただ「頑張る」と言っても、具体的に何をどう頑張るのかが明確でなければ、学習の効果は得られません。

問題点:目標が曖昧なままだと、効果的な学習ができない

例えば、中学2年生のBさんは、定期テストで英語の単語力が不足していると感じましたが、「単語を頑張る」と言っただけで終わり、何をどのように学習するかを決めていませんでした。その結果、次のテストでも同じようなミスを繰り返し、成績が伸び悩んでしまいました。

具体例:効果的な行動計画を立てたBさんのケース
Bさんと、「1日10分、英語の単語を覚え、週末には単語テストをする」という具体的な行動計画を立てました。親子で一緒にテストを行い、覚えられなかった単語は別の日に再度確認。次の定期テストでは、単語問題の正答率が50%から85%にアップし、英語の点数が10点上がりました。

解決策:具体的な行動計画を立て、家庭内で定期的に振り返る

次のテストに向けて、お子さんと一緒に具体的な行動計画を立てましょう。以下のポイントを参考に、行動計画を具体的に設定してみてください。

  1. 達成可能な目標を設定する
     「1日5個の単語を覚える」「数学の計算問題を毎日10問解く」など、小さな目標から始めましょう。
  2. 毎日の学習スケジュールを立てる
     1日の学習時間を設定し、スケジュールを組み立てることで、習慣化しやすくなります。
  3. 週に一度、親子で学習の振り返りを行う
     「どの教科ができたか」「どこが苦手だったか」を一緒に確認し、次の学習計画に活かします。

具体的な声かけ例
「1日10分でいいから、単語を覚えてみよう。週末に確認テストを一緒にやろうね!」
「今回は数学の計算を強化してみようか。どの問題が難しかったか教えてくれる?」


保護者の皆様へ:成功事例を参考に、お子さんをサポートしましょう

お子さんが「次こそ頑張る」と決意したとき、保護者のサポートが大きな力になります。以下の成功事例を参考にしながら、学習計画を一緒に立て、前向きな声かけを行ってみてください。

成功事例:Cさん(中2生)のケース
Cさんは、志望校の基準を把握し、家庭学習で数学の計算問題に重点を置きました。毎日15分、親子で計算問題を解く時間を設け、次のテストでは数学の成績が15点アップ。結果、総合点でも30点の向上を達成しました。保護者からは、「勉強が楽しいと言い始めた」と喜びの声をいただきました。

こうした成功例を参考に、ぜひお子さんと一緒に学習計画を立ててみましょう。保護者の皆様のサポートが、お子さんの成績アップと志望校合格に繋がります。

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