中学校で困らない勉強できる力を付ける 小6 11月

驚きました。

初めて塾に来た中3生を相手に授業していて、新しいことを説明しているはずなのに、ほとんどの子がノートを書いていないのです。

「なんだ、もう知っているのか」と聞くと、「知らない」。

「じゃ なんで書かないんだ」と聞くと、「エ~、書くんですか」。

次の日、前日の授業内容の復習テストをやると、20~30点のオンパレード。

「昨日やったじゃない。どうした?」と聞くと、「あれ、覚えるんですか」。

まったくどうなっているんだか。そんな子たちに、今までどうして勉強しなかったのと尋ねると、口をそろえて「やり方がわからない」。

「やり方がわからない」というのはほとんどの場合、以前は、やらないことの言い訳だったんですが、 彼らを見ていると、「なるほど、これは本当に何したらいいかさえもわかっていないな。これでは確かにできるわけないよね」と妙な納得をしてしまうのです。

授業のノートを書く。これ中学生になってから身につける力でしたっけ? うちの子はどうだろうと不安を感じた方は、すぐに子どもの学校のノートを見て下さい。

4月から、ノート何冊ぐらい使いましたか? 中にはほとんどページが、進んでいない子もいるようですよ。

さて、さて、「ノートをまとめる」そんな高級(?)な話ではなく、覚えるために書いて練習する。そんな基礎的な習慣さえも、ままならない状態です。中学校の勉強は覚えることが全体の8割以上を占めます。だから、覚える力がない子は、中1の夏過ぎあたりから勉強についていけなくなります。

中1の始めに英単語を覚えるために、実際に練習させると、5分もやると手が痛いと言い出すので、こんな子はすぐにわかります。以前は少数派だったんです。でも、最近は主流派と言っていいぐらいに勢力を拡大してきています。

小学生のころを思い出してみて下さい。小学校の先生に漢字の練習とかたくさんやらされませんでした? 「きたない、もう一回やり直し」なんてよくやられました。文句言いながらやっていましたよ。私は。時には、目に涙をためながら。

どうして、今、やらなくなったんでしょうかね。やらされている時は確かに辛かったのですが・・・。教える立場になってみて、わかりました。必要ですよ。あれは。

単に、漢字の書き取りとか、字をきれいにするとかという以上の価値があったのです。 あれには。

それは、何かというと、中学生になってから、「きたない書き直し」なんて子どもが真面目にやると思いますか。「なんでこんなことするんですか。きたなくても間違っていなければいいと思います。意味わかりません。」なんて子どもの文句が聞こえてきます。あれ。これ。昔の私の台詞だったかな。

でも、でも、書いて覚える習慣を身につける時なんて、小学生の時を逃したら、他にないんです。中学生になったからと言って、自然に身についたりしません。むしろ、バカバカしく思い、ますますやろうとしなくなります。

そして、覚える技能がないので、成績はいつになっても低空飛行のままです。そして、先の中3生のように、「何したらいいかわからない」なんて言う子になってしまうのです。

そうです。昔の漢字の練習は、国語や漢字の学習のためにやっていると言うよりは、勉強ができる力・覚える力を養成するためにやるという隠された価値があったのです。あの時、そうと知っていれば・・・

英語で、 「勉強できる力」も同時につける!!

という訳で、年明けから本格的に英語がスタートしますが、英語のためだけにやっていたら「頭わる」です。

Maxは、事の真相に気がついています。そして欲張りです。中学校での勉強がうまくいくための「勉強できる力」「覚える力」をつけることを目的にやります。小学生の時に身に付けたかった力も、中学生の最初の学習も一石二鳥を狙っています。

ほとんどの子が、「覚えるために書いて練習する」という技能を身につけずに、中学生になります。これ現実です。しかし、この状況から早く脱出しないと、中学の勉強は、上手くいきません。中学の勉強はまず覚えることから始まるからです。

英語・社会・理科だけでなく、中学生の場合、数学も考えることより覚えることが多い科目です。だから、英語のスタート時点で、覚える力を育てる勉強方法をマスターすることが、中学での勉強の成果を確実なものにします。

Maxの英語の初期段階の授業では、中学で絶対に必要な「覚える力」を、英語の勉強の方法を通して、身に付けられるようにしてあります。英語の初期段階の授業は、中学での勉強方法の習得のためにやっています。

小学生~高校生までを教えているからわかる、考える力を伸ばす算数のポイント・ずっと伸びていけるポイント。

角柱と円柱の体積

最後の重要単元・「比例と反比例」を前にして、少し休憩的な単元です。図形は、用語・公式を覚えて、自分で図を書いて感覚をつかむことです。

底面積 : 角柱や円柱の1つの底面の面積のこと。 角柱の体積=底面積×高さ 円柱の体積=底面積×高さ

問題 次の角柱や円柱の体積を求めなさい。  

およその面積

もとの形を三角形や四角形とみて考えます。 問題 下の図のような形をした土地があります。面積はおよそ何m2ですか。

小学生~高校生までを教えているからわかる、考える力を伸ばす算数のポイント・ずっと伸びていけるポイント。

比例と反比例

子どもたちにとっては、「2つのともなって変わる数の関係」はつかみにくいものです。この関係をよく理解させるのに効果があるのが対応表です。問題の一つ一つに対して対応表を書かせます。

ポイント:比例・反比例は対応表を書くことからスタートする。

比例:xの数が2倍,3倍……になると、yの数も2倍,3倍……になる関係。

① 対応表を自分の力で作る。

② 対応表からxとyの関数を式にする。

問題 : xとy に下の表のような関数がある時、x とy の関数を式で答えなさい。

問題:下のグラフからx(㎗)とy(円)の関係を式で答えなさい。

応用問題も対応表で考える

問題 : ある鉄の棒があります。この棒を14cmの長さに切って重さをはかったところ、2100gありました。この鉄の棒の長さをx cm,重さy gとしてxとyとの関係を式で表しなさい。

反比例も同様に、対応表を作って進めます。    

小学生~高校生までを教えているからわかる、考える力を伸ばす算数のポイント・ずっと伸びていけるポイント。

場合の数

場合の数には2通りあります。【並べ方】と【組み合わせ】です。

まず。問題が並べ方なのか組み合わせなのかを見極めること。後は、どちらも重なりや落ちがないように丁寧に書き出すことです。ここでも書くことを面倒がってはいけません。

【並べ方】:最初にくるものを決めて、樹形図をかいていきます。

問題 3, 4, 6, 7の4枚のカードから3枚を並べて3けたの整数を作ると、偶数は全部で何通りできますか。

【組み合わせ】:表をつくって、数える。

問題 A,B,C,Dの4チームが試合をします。どのチームとも1回ずつ試合をすることにすると、全部で何試合ありますか。

小学生~高校生までを教えているからわかる、考える力を伸ばす算数のポイント・ずっと伸びていけるポイント。

量と単位のしくみ

単位の変換で困る子がたくさんいます。特に時間と分の換算で、30分を0.3時間にする子が多い。もう本当に、こんな間違いも卒業にしましょう。そのために、新しい方法を紹介します。単位の変換も比を使うと、子どもたちは簡単に処理できるようになります。

問題 : 0.03m3は何リットルか。

1m3=1000リットルを、比を使って、1m3:1000リットルとします。

問題 : 20分は何時間か。

子どもたちが大の苦手とする、時間⇔分も、比にするとスムーズに進めます。

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