伸び続ける子
小学生の時は、できたのに、中学・高校とパッとしなくなる子。小学生の時からず~と成績がよい子。学年が上がるに連れて、頭角を現してくる子。
Maxでは、一人の子を小学生、中学生、高校生と引き続き教えることができます。だから、どんな子が、どんな経過をたどりながら、成長していくかを、継続して見ることができます。そうすると、伸び続ける条件のようなものも見えてきます。
今日はそんな条件の中から、たぶん軽く扱われているだろう思われる話をしましょう。でも、ここで、わざわざ取り上げると言うことは、皆さんが想像する以上に、将来の子どもの学力に深く関係しているのです。
書くことが遅い子。書く勉強をするとすぐ飽きる子。書くことが苦手な子がいたら、鉛筆の持ち方を調べてみて下さい。
鉛筆を変わった持ち方をしている子は、書いていて指が痛くなったりして、書くことに抵抗を感じているはずです。勉強では、学年が上がれば上がるほど、「覚えるために書く」、「考えるために書く」など『書く』作業が多くなります。
と言うことは書くことに抵抗感がある子には、勉強はつらい作業の連続になってきます。鉛筆を上手に使い、長時間、書ける子は、それだけで学力の獲得に有利なわけです。
なんだ。そんなことかよ。そんな声も聞こえてきそうですが、これまでの経験から思っている以上に、そして将来の成績を占えるぐらいに、強い関連性があります。おかしな持ち方をしている子がいたら、今のうちに修正してください。
正しい鉛筆の持ち方
①人差し指がほぼ120度に曲がっているか。
②鉛筆がぴったり人差し指とくっついているか。
③人差し指の先と親指がほぼ同じ高さにあるか。
④親指もぷっくりと120度ぐらいに曲げているか。
⑤人差し指と親指の間は、2ミリほど空いているか。
⑥ノート面に対して鉛筆は55~60度の傾きになっているか。
鉛筆を正しく持ったときの基準です。
鬼に金棒 できる子に鉛筆です。
小学生~高校生までを教えているからわかる。考える力を伸ばす算数のポイント・ずっと伸びていけるポイントをお伝えします。
整数と小数
10倍,100倍、10分の1 倍,100分の1 倍は、計算しないで小数点を移動して求める。
10個集まると位が1つ上がる
10が10個集まる(10倍する)と位が1つ上がり100になります。同じように、42.18も10個集まる(10倍する)と位が1つ上がります。
小数点を右に1けた移動します。
10. 10倍すると →→ 100.
42.18 10倍すると →→ 421.8
計算しないで小数点を移動する。
①10倍 ⇒ 位が1つ上がる。小数点を右へ1けた移動する
②100倍 ⇒ 位が2つ上がる。小数点を右へ2けた移動する
③10分の1倍 ⇒ 位が1つ下がる。小数点を左へ1けた移動
④100分の1 倍 ⇒ 位が2つ下がる。小数点を左へ2けた移動
いちいち0.5×100を筆算する子が、年々増えてきて驚いています。
小数点のたし算・ひき算は、小数点をそろえる
問題 : 次の計算をしなさい。
① 3.05+4.955 ② 5-2.732
直方体や立方体の体積
ポイントは2つです。
①公式を自由自在に使えること。
②自分で図を描いて、立体の感覚をつかむこと。
体積 : もののかさのこと。 単位はcm3 (立法センチメートル)
直方体の体積=たて×よこ×高さ
立方体の体積=1辺×1辺×1辺
立体の感覚: 奥行きに対する感覚を身につける。
⇒ 問題に出てくる図をひとつひとつノートに書き移します。初めは、立体の奥行きが書けなかったり、上下左右前後が平行にならないゆがんだ図しか書けないことが多々あります。
直方体
体積は2×4×3=24cm3
立方体
体積は3×3×3=27cm3
問題 : 図のような立体の体積は何cm3ですか。
考え方:どの方向から見ると凸凹ではなくて、平らになるかと発想します。
⇒右の面が上に向くようにすると平らになるので、右面を上にした図を描く。
将来の事を考えると、
4×8×6+5×4×6=192+120というベタな計算で、OKにしたくありません。計算は常に速く正確にできる意識が必要なので、ノートの例に示したような計算の工夫を望みます。
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