いよいよ分数登場です。分数は、今後の成績を分ける数です。 小4 12月

嫌いな科目第1位・算数

そろそろ算数が嫌われる時期になってきました。小学1.2年生のころは、好きな科目の1位だったのに。その主犯格は分数でしょう。分数が登場すると、算数は計算ができるだけではダメ。理解力・思考力が求められるようになってきます。

小4の分数は、導入段階で、仮分数を帯分数にするなどまだまだ計算に近いのですが、それでも、単純な計算より慣れるのに時間がかかります。

ところが、多くの場合、子どもが自由自在に扱えるようになる前に、次に進んでしまっていることがすごく多いのです。そして、4年生の段階では何も問題がないように見えていても、5年生で分数の続きが始まると、とたんに「なにやっているかわからない」,「分数は変な数」の緊急事態発生。原因のほとんどは4年生のときの練習不足です。

現在の理解度・定着度をテストAで確かめてください。初見で、13分以内で85点以上取れれば大丈夫です。過去の経験では、アレアレアレって子が多いものです。もしそのような場合は、時間をかけて復習する必要があります。冬休みに思いっきり時間を取ってトコトン練習しましょう。

85点以上の子は、テストBの考える問題に挑戦してください。考える力が育ってきている子は、5分程度は、ああでもないこうでもないとあれこれやってみるはずです。

2~3分程度で、投げ出してしまう子は、「計算はできるけど・・・」って子になりがちですからご注意を。冬の授業では、分数や思考力養成問題を集中して取り上げます。上記のテストA,Bの出来具合をお知らせください。

分数あたりから子どもたちの学力に大きな開きが出てきます。分数を整数と同じように自在に扱えるようになった子と「分数は変な数」と認識している子の差です。手を打たないと、この差は、今後ドンドン開いていきます。将来を左右する単元です。

分数のように今後に大きな影響を与える単元や、何らかの原因で子どもがよくわからないといった単元などを一定期間のみ週2回にして対策を取る方法もあります。ご必要な時にはいつでもご相談ください。




小学生~高校生までを教えているからわかる、考える力を伸ばす算数のポイント・ずっと伸びていけるポイント。

かわり方調べ

ここは、不思議な単元です。小学校の教科書では、付録みたいな扱いを受けています。実際、時間が押してくると飛ばされる単元です。やらないクラスが多いかもしれません。

ところが、中学になると「関数」と名前を変えて、最重要の単元になります。実際、高校入試でも合否の分かれ目になるのが「関数」です。

多くの中学生は、算数でか~るくしかやっていないせいか「関数」が大の苦手。基礎がおろそかなので、何をやっているかもわかっていない子がたくさんいます。中学校で数学の通信簿が「4」以下なら、まず「関数」は苦手と考えて間違いないです。

ところが、ところが、びっくりしないでくださいね。ちゃんとやると、小学生でも高校入試の問題が解けちゃうんです。最後にその問題を掲載します。

ということは、もうすでに、できるできないを分けるポイントの学習はひそかに、でも確実に始まっているということです。

問題:500円のお金を持っています。このお金で、10円、20円、30円、…の品物を買うことにします。品物のねだんを□円、のこりのお金を○円とするとき、□と○のかんけいを式に書きなさい。

「かわり方調べ」のポイント

最大のポイントは【対応表を自分で作る】です。対応表を作る途中の式から、□と○の関数が浮かび上がってきます。そのためには、対応表の下段は、計算しないで式のままにしておくことがポイントです。

では、対応表を作ってみましょう。
500円で10円の品物を買うと のこりは 500-10 (円)
500円で20円の品物を買うと のこりは 500-20 (円)
500円で30円の品物を買うと のこりは 500-30 (円)
…                …
500円で□円の品物を買うと のこりは 500-□ (円)だから、対応表は

問題: 図のように、マッチ棒を並べます。

正方形が13この、マッチ棒は何本ですか。

対応表を作ります。今回は、(上段)正方形の数 (下段)マッチ棒の本数です。

対応表を見て考えます。
(上段): 正方形の数が1つ増えると、
(下段): マッチ棒の本数は、3本増えますね。
じゃ、対応表の続きを書いていきましょう。


これで、正方形の数が13このとき、マッチ棒は40本とわかりました。  答え 40本

では最後に、小4生でもできる公立高校の入試問題です。

対応表を作ってください。答えは21本です。

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