「面倒くさい」の先に、未来がある。~小さな積み重ねが、大きな力に変わる~

最近、お子さんから「面倒くさいなぁ」という言葉、聞いたことはありませんか?

こんにちは。合格屋マックスです。

子どもたちと向き合っていると、
ふとした瞬間に「面倒くさい」という言葉が聞こえてくることがあります。

実はそれ、誰にでも起きる自然な気持ち。
でも、その「面倒くさい」が、未来を変える分かれ道になることもあるんです。

今回は、子どもたちにも、保護者の皆さまにも、
そんな“未来につながるサイン”についてお話ししたいと思います。


「面倒くさい」って、誰にでもある気持ち

勉強で最初に「面倒くさい」と感じるのは、小学4年生ごろのわり算かもしれません。

たしかに、たし算やかけ算に比べると、
わり算はやることが多くて、途中で手が止まりがちですよね。

それって、「できない」わけではなく、
手間がかかるからこそ感じる自然な反応なのです。


手間をかけた先に、「できる」が待っている

「面倒くさい」からといって練習を減らしてしまうと、
その問題は、いつまでたってもスムーズにはできるようになりません。

「面倒くさい」が、「イヤだ」に変わり、
やがて「できない」につながってしまう…。

逆に、
面倒でもコツコツやっている人が、
あとから「あれ?できる!」と笑える日がくる。

手間をかけることが、進歩への一番の近道です。


言葉が、未来をつくっている

ある大学の先生が、実験で毎日
「いやだな」「面倒だな」「どうでもいいや」と言葉に出していました。

すると数週間後――
先生自身が本当に気持ちが沈み、やる気を失ってしまったのです。

人の脳は、繰り返し聞いた言葉を本当だと思い込む性質があるからです。


自分を励ます、やさしい一言を持とう

たとえ軽い気持ちで「面倒くさい」と言っていても、
それが積み重なると、脳は本当に「無理だ」「できない」と思い込んでしまう。

だからこそ、
「面倒くさい」と思った時こそ、チャンスだ!
と捉えてみましょう。

小さくてもいいから、自分を励ます一言を持つこと。

🌟「ここを乗り越えたら、かっこいい自分になれる!」
🌟「手間をかけるって、実はすごいこと!」

そんなふうに、自分に優しく声をかけてあげましょう。


「いい仕事してますねぇ」は、どんな時に言う?

テレビで、職人さんや大工さんにかけられる「いい仕事してますねぇ」という言葉。
それは、見えないところにも手間を惜しまない努力への尊敬の表れです。

勉強も同じ。
書き直したノートの一行、練習プリントの一枚、
その小さな手間が、後になって
「すごい!」と言われる未来につながります。


【保護者の皆さまへ】

~見守りの力が、未来の力になる~

「面倒くさい」という言葉を聞くと、
つい叱ったり、心配したりしたくなるものです。

でも、それは「前に進みたいけど、ちょっと不安」という心のサインかもしれません。

こんな声かけを、ぜひ取り入れてみてください。

🌼「手間をかけている君、かっこいいね」
🌼「ちょっとずつでも進んでいるよ。大丈夫。」

特に、
✅「できた結果」よりも、「取り組む姿勢」をほめる
ことが、子どもたちの“自己肯定感”を育てる近道になります。


🌟メッセージ

面倒くさいと感じたその時こそ、
未来の自分が「ありがとう」と言ってくれるタイミング。

小さな一歩、小さな手間が、
やがて大きな自信になっていきます。

これからも、
一緒にゆっくり、でも確実に、進んでいきましょうね。

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<以下、旧版>

「面倒くさい」

子どもたちが、勉強で最初に「面倒くさい」と思うのは、たぶん小4の「大きな数のわり算」です。たしかに、わり算は、他のたし算・ひき算・かけ算とくらべると、やることが多くて手間がかかります。特に、わる数が、2けた以上になったりすると、本当に手数がかかります。

例えば、2788÷34 最初に、商の見当をつけることがまず大変。その後、かけ算して、ひき算して、また、商の見当をつけての繰り返し。途中で数回、スムーズに進まなくなると、「あぁ~面倒くさい」って感じになりますね。   この「あぁ~面倒くさい」が曲者。「できない」訳ではない。ただ、手間がかかるから「面倒くさい」だけ。

でも、しかし、

「面倒くさい」と言って練習量が減ると、残念だけどいつまでたっても、スムーズにできるようにはならない。そして、だんだん「面倒くさい」は、「嫌」に変わってくる。

勉強は積み重ねと言うけれど、実は、「できない」だって積み重ねでできている。「面倒くさい」を積み重ねて、「できない」になっていく。

覚える科目でも同じこと。例えば、英語の単語とか熟語とか、いっぱいあって覚えるのは本当に大変。「書いて覚えろ」と言われるけれど、「書くこと」はもっと「面倒だ」。「あぁ~ 面倒くさい」

「面倒くさい」と思った時は、

でも、手間をかけないで、できるようになることはない。

真実はその逆で、手間をかけるから進歩できる。進歩したかったら、手間をかける。「面倒くさい」と思った時は、ここで手間をかけないとバカになると自分を励ます時なんです。

「いい仕事してますねぇ~」って言葉があるけど、あれは、細かいところまで、見えないようなところまで、手を抜かないで手間をかけたことへの称賛の言葉なんです。「いい仕事」が、できるようになってほしい。今も将来も。

こんな話もある。

うつ病を研究している大学の先生が、うつ病患者の真似をしてみた。例えば。こんな感じ。

{あ~あ、 いやだな} {おもしろくない。つまらない} {どうでもいいや。面倒くせ} と。

ある日のこと、助手の人が、「先生、もうすぐ学会です。研究発表の準備をしないと」。それに答えて、この大学の先生、何と返事したと思う。

「何?  学会? 面倒くせぇ。いいよ、どうでも。どうせ誰も真面目に聞いてないし」   この先生、いつの間にか、本当のうつ病になっちゃった。

人間の脳は、その人がよく口にする言葉を、本当のこととして、受け入れちゃうんだそうです。 みんなの中にもいるよね。「あ~あ、面倒くさい」とか、「無理、無理、無理。 絶対無理」とかよく言う人。

それって、どう言うことになるかと言うと、そう言うたび、その人の脳は、その言葉を「そうか。そんなんだ」と受け入れてしまう。つまり、自分で自分をマイナスの方向にドンドン引っ張っていることになる。

例えば、軽い気持ちで、2ぐらいの気持ちで、「あ~あ、面倒くさい」と言ったとしても、脳は、50回も聞いているうちに、それを100ぐらいの真剣な感じで、「これは面倒なことだ」「私にはムリだんだ」と思ってしまう。そしていつの間にか自体以上に「面倒」「困難」と思うようになり、その結果、本当にダメになる。

「面倒くさい」と思いそうになったら、
「ここで、手間を惜しむな」のサインが出たと認識して、
自分で自分を励ましながらやる時なのです。

「面倒臭いはバカの始まり」 用心すべし。