中1生の冬: 次学年に向けて何ができる?
こんにちは!
中1生の皆さん、そして保護者の皆様、寒さが本格化する中、学習のペースはどうでしょうか? 今回は、英語も数学も、中学で一番大切な基礎単元が終了したので、中2になる前にやっておきたいことを、具体例を交えながらお話ししますね。
数学: 今、どんな問題が解ければ安心?
質問: 方程式の文章問題が解ければ、中2でも大丈夫って言ってましたよね。今、どんな問題が解ければいいんですか?
中2に進級しても数学で良い成績を取るには、以下のような文章問題を解けることが目標です。
例題1: 速さの問題
兄と弟がA地点からB地点まで走ります。弟が走り始めてから3分後に兄がスタートし、兄の速さは毎分300m、弟は毎分240m。兄が弟に追いつくのは何分後か?
ポイント: 「表を作る」のが速さの問題の基本ルール!表を完成させれば自然と方程式が作れます。
例題2: 割合の問題
原価の20%増しの商品を、15%引きで売った結果、利益は2,000円でした。この商品の原価はいくらですか?
ポイント: 原価をx円とすると、定価は1.2x円になります。この先、方程式を立てて解けますか。
数学が苦手な理由は?
苦手な理由として多いのが以下の2つです。
小学校内容の未定着
文字式や数量の表し方の理解不足
対策: 6月~夏期に使用した「文字式」テキストを復習しましょう。このテキストは、数学の土台を築くための重要な内容が詰まっています。 このテキストを何回も復習してください。 過去、中2の後半までに16周した人がいました。全く数学が苦手な人でしたが、驚くほどできるようになりましたよ。教室でも、2月期末テスト後の「強化特集期間」で、また復習の時間を取る予定です。
冬期集中授業の内容: 2月の期末テストのために、多くの人がつまずく「図形」の単元に重点を置き、小学校の復習から始めて作図や応用問題に進む予定です。時間に余裕のある人は、方程式の文章問題を深めます。
英語: 得意科目として伸ばすために
英語で良い成績を取り続けるには、「覚える学習」から「理由を考える学習」への切り替えが大切です。下の問題を見てください。 どう? できますか?
例題: 文法問題
12問以上正解: 英語が得意科目と言えるレベル。英検などにも挑戦してみましょう。
8~11問正解: あと少しで得意科目に!がんばりましょう。
7問以下: 復習が必要です。このままだと成績が伸び悩む可能性があります。
冬期集中授業の内容: これまでの基礎を復習して、文法のルールをマスターします。冬休みが終わる頃には、上記の問題15問中12問以上正解できて、どうしてそうなるのかを自分で説明できるようになることを目指しましょう。
まとめ: 基礎をスラスラ使える力をつけるチャンス!
たとえば、小学3年生の頃に掛け算九九が苦手だったお友達は、小学5年生や6年生で算数が大嫌いになってしまっていた…そんな話を耳にしたことはありませんか? 実はこれと同じように、中1で学ぶ英語や数学の基礎がスラスラ使える状態になっていないと、次学年以降で大きな壁にぶつかる可能性が高くなります。
英語では文法の基本や単語の使い方、数学では方程式の文章問題の解き方、計算の基礎が身についていないと、中2以降の応用や発展的な学習に対応するのが難しくなります。 だからこそ、この冬は「基礎を自在に使いこなせる力」をしっかり養う大切な時期です。
マックスの冬期集中授業では、これまでの学習内容を徹底的に復習し、次学年に向けた万全の準備を整えます。今の頑張りが、未来の大きな成長に繋がります。
基礎力をしっかり固めて、次学年のスタートを万全なものにしましょう!
問題の解答
数学解答 ① 兄が走り始めてからx分後に弟に追いつくとする。 兄は、分速300mでx分進むから、300x(m) 弟は、分速240mで(x+3)分進むから、240(x+3) 追いついたということは、二人が進んだ距離は同じだから、 300x=240(x+3) x=12 12分後
② 原価をx円とする。 定価は20%増しなので、1.2x円 売値は定価の15%引き つまり、定価の85%だから、 1.2x×0.85=1.02x円 (売値)-(原価)=(利益)だから、 1.02x-x=2000 x=100000 100000円
英語の解答
(以下、旧版)
今、何ができればいいんですか? 数学
先生。 数学は、方程式の文章問題が解ければ、中2になっても大丈夫って言ってましたよね? 今、どんな問題が解ければいいんですか。
2年生になっても数学でいい点を取るには、 1年生のときにこんな問題ができれば大丈夫です。 ① 兄と弟が、A地点からB地点まで同じコースを走ることにした。弟が走り始めてから3分後に兄が走り始めた。兄の速さを毎分300m、弟の速さを毎分240mとすると、兄が走り始めてから何分後に兄は弟に追いつくか。 ② 原価の25%増しの定価が2250円の品物がある。この品物の原価はいくらか。
①は、表を作って、方程式を作れますか。速さの問題は必ず表をつくる約束でしたね。表が完成すると自動的に式ができあがります。 表も作らないで、「わかんない」と言っている人はもういませんよね。
②は、原価の25%増しは文字式でどう表しましたか。25%増しって、ようするに何%のことでしたっけ? そうそう125%のことでしたよね。だから、原価をx円とすれば、定価は1.25x(円)になります。
さて、できない人の原因は、①小学校内容の未定着 ②文字式 数量の表し方の未定着 の2つです。6月の「文章題の完成」テキストを徹底して復習しましょう。あのテキストをマスターすると、①②の両方が解決できます。
冬期集中授業では、このような方程式の文章問題のレベルアップをして、中2の学習につなぎたいのですが、毎年、次の平面図形・空間図形で苦しむ人が多いので、「図形を小学校内容の復習」から始めて中学の作図につなげていきます。
残念ですが、6月以降の「文章題の完成」の復習は、2月の期末テストが終わってから再開します。この単元の復習は、数学が苦手な人には、命綱のような内容です。
「文章題の完成」テキストを徹底して復習します。授業でも、中1の6月から全部で5回は復習する機会を作ります。中1から中3の夏まで2年間ズーッとやり続けた人がいます。合計で20回以上、繰り返しました。今までの最高記録です。ビックリするほど数学ができる人になりましたね。
君も、家でやったら提出して下さい。わからない点は、また説明します。「2~3回やってもう終わり」とか「やってもわからない」なんて、まだまだ復習の回数が足りないんですよ。
今、何ができればいいんですか? 英語
先生。英語は今回のテストもできました。 ず~と90点以上です。もう得意ですよ。
よかったね。 これからも、英語でいい点を取り続けるには、これまでとは、すこし違った勉強をした方がいいよ。下の問題を見てごらん。どう? できる?
「これまでとは、すこし違った勉強」とは、どうして、こうなるのかの理由がわかることなんです。今までは、とりあえず、覚えてきたじゃない。これからは、英語のルールで考えることが重要。それができれば、英語はいつでも、いい点が取れる科目になります。
冬休みの終わりぐらいには、12題以上は、できるようになっていたい。
レベル1:15題中12題以上できた人 得意科目は英語と言える人。英検などにもドンドン挑戦しましょう。
レベル2:正解が8題~12題の人 もう少しがんばれば英語は得意になれます。がんばって下さいね。
レベル3:正解が7題以下の人 まずいです。学校のテストで点がよかったとしても、このままだと、「1年の始めの頃はできたのに」と言う人になる可能性大です。
レベル4:正解が4題以下の人 本当は何もわかっていないと言っていいでしょう。今すぐ復習です。 冬期集中授業では、今までの英語の基礎力を、きちんとした英語のルールに従って考えられる力に変えていきます。
できる子は、体力がある子?
子どもの意識が低い。でも、中学で一番重要な時期の乗り越え方。
「中3になったら大変だぞ」といくら言っても、残念ながら、なかなか子どもには、伝わりません。人間、経験しないとわからないものですからね。だから、経験した人からの導きが大切なんですね。
部活中心で生活している子の症状の一つに「疲れたと言ってすぐに寝る」という症状があります。今回は、これについて考えてみたいと思います。
面談の時にも、お母さんからよく聞きます。「うちの子、体力ないから」。この話を耳にするたびに、頭の中では、? ? ? ? ?が大きくなっていきます。
エ? 成績のいい子って、体力の固まりみたいな子でしょうか? どうです皆さん。皆さんがご存じの成績のいい子って、疲れ知らずの体力の固まりみたいな子ですか?
どの子も疲れやすいのは、同じです。まぁ、良くも悪くも精一杯、部活やってますからね。それは、疲れるでしょう。今でも、中1の初め頃と同じで、ご飯もろくに食べられずに、ご飯食べながら寝てしまうほど、疲れて帰ってきますか? もしも、今でもそんな状態であれば、それは、部活やめさせないと体壊しちゃいますよ。もう今では、そんなには疲れていないはずです。
子どもの回復力はすごい
日々、こんな経験をしています。部活が終わって、時間に遅れないために、走り込んでくる子がいます。来たときは、もうホント、かわいそうなぐらいのメロメロ状態。少しぐらい遅れてもいいからと声をかけるほどです。
ところが、ところが、授業が始まり暫くすると、○○、うるさいぞ。静かに聞け。
アレ、さっきまで、メロメロだったんじゃない? ん? どうした?
ここにヒントがあります。部活で疲れたって、勉強できないほど疲れたわけじゃない。それに、子どもは気分が変わるとすぐに復活する。やれる環境の中にいると、何も問題なくやれる。
さて、どう考えましょうか? やはり、「ウチの子は、体力ないから」とお考えになりますか。それとも、何か方法はないものかとお考えになりますか。
現在の中3生の様子
もう部活は引退していますから、学校から4時半には家に帰れます。さて、夕食までに勉強できるかどうかが、彼らの勝負の分かれ目です。
夜(夕食後)はみんな 何とかやるようになってきました。夕方の時間帯にもやれれば、夜しかできない子と比べて2倍も多くやれることになります。夏まで、部活をしていた時間です。ところが、やっぱり。この時間帯、遊んでしまったり、寝てしまったり。 オイオイ。今までは、部活で疲れて寝てたんじゃないんか?
部活がなくなっても、やはり同じ行動かよ。中3になったら、部活引退したら「やる」と言っていたのに。やはり、部活が本当の問題ではなかったな。
最近ようやくやれるようになった子たちは、やろうと思ってもできないと口をそろえて言っていました。どうしてできないんだと聞いていくと、学校から帰ってきたときまでは、やる気がある。 でも、一休みすると、やろうと思っているんだけど、できない。
そして、結局、ご飯までテレビ見てしまう。寝てしまう。そんな時、親に「勉強しなさい」と言われるといつもケンカになる。
それを聞いて、出したアドバイスは、「学校から帰ってきたら、制服脱ぐな。すぐ始めろ。」「科目と科目の間のきりのいいときに、休憩を入れるな」 親御さんにも協力してもらいましたが、これだけで、変われる子がけっこういるんです。
どうしても家で、できない子は、学校からまっすぐ塾に来てやっています。そして、10、11時まで平気でやっていきます。 どうでしょう? これは3年生だからでしょうか。いろいろ工夫される余地があると思います。
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