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🌟 中3の冬。最後の2か月で“本気のスイッチ”が入る理由
―何年たっても忘れられない、中3冬の“あの夜”の話―
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保護者のみなさま、そして受験生のみんなへ。
いよいよ“最後の仕上げ”の季節がやってきました。
この時期になると、毎年必ず思い出す出来事があります。
何年たっても忘れられない、中3生 冬の“あの夜”の話です。
◆ 本当に受かるのかな?
ある年の12月。
冬期講習が終わったあと、
一人の中3男子が教室に残っていました。
その子は、小6の頃からずっと「自分に自信がない」タイプで、
模試の答案用紙には、いつも消しゴムの跡がたくさん残るような、
慎重で真面目な子でした。
その夜、彼は小さな声で言いました。
👦「先生…ちょっとだけいい。
俺、本当に受かるのかなって思う時があるんだ」
普段は冗談ばかりの子だったので、
そのひと言が胸に刺さりました。
私はゆっくり横に座り、
一緒に問題を解きながら静かに伝えました。
「お前の努力、全部見てきた。
大丈夫。いける。」
すると彼は、少し照れたようにこう言いました。
👦「先生の「大丈夫」って、なんか本当に大丈夫な気がするんだよね…」
その表情は、今でも忘れられません。
そして受験当日。
帰ってくるなり彼は、明るい笑顔でこう言いました。
👦「先生、ほんとにね、できた!
あの日の「大丈夫」がずっと頭の中に残ってた!」
合格発表の日、
お母さんは涙ぐみながら言いました。
「先生、あの言葉に、本当に救われました。」
私は強く思いました。
👉 不安と戦いながら進む冬は、子どもが最も成長する季節だ。
👉 誰かに“信じてもらえた”経験は、受験後もずっと力になる。
あの夜の彼のように、
「不安を抱えながら前に進もうとしている子」が、
実はこの時期に一番伸びます。
ではなぜ、冬に子どもたちは伸びるのか。
その理由をお伝えします。
◆ 中3の冬、「不安」は弱さではなく“成長の前ぶれ”
12月になると、どんなに明るい子でも、
ふとした瞬間に不安や焦りが出てきます。
しかし、これは弱さではありません。
🔷 不安がある → 成長したい証拠
🔷 不安を隠さず話せる → 伸び始めているサイン
むしろ、
“何も不安を感じていない子”のほうが危険です。
受験直前は、
本気で挑む覚悟があるからこそ不安になる。
だからこそ、これは良い兆しなのです。
◆ 12月〜1月は“伸び幅最大”のゴールデンタイム
実は、ここからが中3の学力の本番です。
最後の2か月で一番伸びるのは、
真面目に積み上げてきた子です。
なぜか?
✔ 基礎があるから、応用の吸収が速い
✔ 過去問を解くたびに急に手応えが出る
✔ 生活の中心が勉強に寄り、集中力が増す
✔ 不安が“行動”に変わりやすい時期だから
だからこそ、
12月と1月は“合格の決定打”を出せる時期です。
◆ 実際に何をするか —— “合格に直結するパート”
ここからは、“合格に必要な行動”を明確にお伝えします。
🔸① 合格演習(本番形式で得点力を作る)
- 実際の時間配分
- 問題の優先順位
- ケアレスミスの矯正
- 志望校の出題形式に完全対応
毎回、
「どこを直せば5〜10点伸びるか」を個別に指示します。
合格演習を始めると、
子どもたちの表情が変わってきます。
「あ、いけるかもしれない」という実感が生まれるからです。
🔸② 直前期の学習管理(迷わない仕組み)
- 何を
- どの順番で
- どれくらいの量を
すべて明確にします。
迷いがなくなるので、行動が止まりません。
🔸③ 志望校別“合格シート”を作成
- 得点源
- 克服ポイント
- 本番で最優先にすべきこと
“受かるための地図”を生徒と一緒に作ります。
🔸④ 家庭でできる声かけ(これが本当に効きます)
長いセリフは必要ありません。
🌱 「今日も進んでるね」
🌱 「やってる姿をちゃんと見てるよ」
🌱 「応援してるよ」
これだけで、子どもの表情は変わります。
◆ 最後に —— 今年の中3のみんなへ
もし今、不安でいっぱいでも大丈夫です。
その不安も、迷いも、
“ちょっとだけ怖い気持ち”も、
全部、君が本気だからこそ出ているんです。
そして、あなたの頑張りを
私はこれからも全部見ています。
だから今年も、あの日と同じ言葉を伝えます。
「大丈夫。ここからだよ。」
一緒に最後まで走り切ろう。
過去問と合格演習の実務案内
◆ 私立過去問題の演習
- 公立 → 授業で扱います
- 私立 → 冬休みから各家庭で準備をお願いします
◆ 過去問を解くときのポイント
A. 制限時間を必ず守る
・本番と同じ時間設定
・途中で答えを見ない
B. 復習してから次の年度へ進む
・間違いの原因を必ずつぶす
C. 弱点は問題集で補強
・同じタイプの問題を繰り返す
D. 古い年度 → 最新年度の順で進む
・最新年度は仕上げとして使う
E. 難問に固執しない
・“解ける問題を確実に取る”のが合格ライン越えの鉄則
◆ 合格演習(公立) 〜3連勝で合格を確信〜
1月から本番形式で3年分の過去問に挑戦。
時間配分・集中力・本番対応力を仕上げます。
目標は 「3連勝」。
3回とも合格最低点を上回れば、
本番に“確信”を持って臨めます。
◆ 合格への準備:赤マルつぶしが最重要
- 新しい問題集には手を出さない
- 過去に間違えた問題を完璧にする
- 「分かった」ではなく「できる」に変える
◆ 最後に
冬の頑張りは、必ず合格につながります。
そして、合格のその先の“生き方”にもつながります。
君の頑張りを、私は今年も全部見ています。
大丈夫。ここから強くなる。
一緒に合格をつかみに行こう。
✅【Q&A:中3冬】
- ❓Q1 12月に不安が強くなるのは、やっぱり“向いてない”からでしょうか?
-
答え:
いいえ、むしろ逆です。
不安を感じるのは、受験を真剣に考えている証拠です。
実際、毎年この時期に不安を打ち明けた子が一番伸びます。
「怖い気持ちを言葉にできる」こと自体が成長のサインです。 - ❓Q2 私立の過去問は、いつからどのくらいのペースで進めればいいですか?
-
答え:
私立の過去問は、冬休み中にこちらで日程を指定してスタートします。その後は受験する私立の数にもよりますが、
1年分を「2〜3日」で仕上げるペース を目安にしてください。ただし、最も大事なのは量ではなく 復習の質 です。
次の3つのルールは必ず守ってください。🔑【私立過去問の“3つの鉄則”】
🔍【進め方の目安】
- 1年分を2〜3日
- 解く → 復習 → 弱点つぶし
- 点数は必ず記録
- ❓Q3 家庭でどんな声かけをすればいいですか?
-
答え:
長い励ましより、短い肯定が効きます。
特に次の3つは、どの子にも効果が大きいです。- 「今日も進んでるね」
- 「見てるよ」
- 「応援してるよ」
これだけで、子どもの表情が変わります。
- ❓Q4 新しい問題集に手を出した方がいいですか?
-
答え:
今は絶対にNGです。
冬は“積み上げた力を本番仕様にする時期”なので、
新教材よりも、今までの弱点つぶしが最優先。
赤マルつぶしのほうが合格率は確実に上がります。 - ❓Q5 うちの子が「本番こわい」と言っています。どう支えたらいいでしょう?
-
答え:
こわいと感じるのは、ここまで頑張ってきた証拠です。
その気持ちを否定せず、こう伝えてください。「大丈夫。ここから強くなるよ。」
子どもは「信じてくれる大人がいる」と感じた瞬間に、
表情と学習姿勢が本当に変わります。

◆鶴ヶ谷教室 ☎252-0998 989-0824 宮城野区鶴ヶ谷4-3-1
◆幸 町 教室 ☎295-3303 983-0836 宮城野区幸町3-4-19
電話でのお問合せ AM10:30~PM22:30









