〜小学生のうちに「土台の力」を育てています〜
小6生の保護者の皆さまへ。
こんにちは。合格屋Maxです。
お子さまの勉強を見ていて、こんなふうに感じたことはないでしょうか。
「同じように勉強しているのに、伸びる子と伸びにくい子がいる」
「学校のテストは悪くないのに、応用になると止まってしまう」
「中学生になってから、ちゃんとついていけるのか少し心配」
「今、家で何を見てあげればいいのかわからない」
小6の時期は、中学校に向けてとても大切な時期です。
ただし、大切なのは、単に中学内容を先取りすることではありません。
もちろん、先取りが必要な場面もあります。
でも、それ以上に大切なのは、中学に進んだあとも伸び続けるための土台を作ることです。
私はこの土台の力を、よく Aの力 と呼んでいます。
今回は、小6の保護者の皆さまに向けて、
「中学生になってから伸びる子は、何が違うのか」
「家庭では、どこを見てあげればよいのか」
をお伝えします。
学力には、見えにくい二層構造があります
私たちが普段「学力」と呼んでいるものは、実は一つではありません。
大きく分けると、次の2つがあります。
Aの力:土台となる基礎学力
Bの力:今の学年で新しく習っている内容を理解する力
多くの場合、学校の授業やテストでは、Bの力が目立ちます。
今、学校で習っている単元ができるか。
宿題ができているか。
単元テストで点数が取れているか。
もちろん、これも大切です。
しかし、本当に長く伸びるかどうかを左右しているのは、下にある Aの力 です。
Aの力とは、たとえば次のような力です。
計算を正確に進める力。
問題文を最後まで読む力。
図や表を見て意味をつかむ力。
割合・速さ・単位量あたりなど、数量関係を理解する力。
「なぜそうなるのか」を言葉で説明する力。
わからないところをそのままにしない力。
こうした力がしっかりしている子は、中学に入ってからも伸びやすいです。
反対に、Aの力が弱いままだと、今の単元をその場ではなんとかこなせても、中学に入ってから急に苦しくなることがあります。

この図のように、Aの力は建物の土台のようなものです。
Bの力は、その上に建てる建物です。
土台がしっかりしていれば、上に新しい内容を積み上げても安定します。
でも、土台が小さいままだと、新しい内容を乗せてもグラグラしてしまいます。
だから、小6の今、大切なのは、目先の単元だけではありません。
中学生になってから伸びるための土台を、今のうちに育てておくことです。
小6でも中3を上回ることがあります
以前、小6から中3までの子どもたちに、同じ基礎問題を解いてもらったことがあります。
これは、中3内容の難しい問題ではありません。
むしろ、Aの力を見るための基礎問題です。
すると、とても大切なことが見えてきました。
小6でも高い点数を取る子がいます。
一方で、中学生になっていても、基礎問題で大きく崩れる子がいます。
つまり、Aの力については、学年が上がれば自然に強くなるわけではありません。

この表を見ると、少し驚かれるかもしれません。
小6でも、すでに上位校(二高・宮一など)に合格する中3生と同じレベルの基礎力を持っている子がいます。
逆に、中学生になっても基礎の部分で苦戦している子がいます。
つまり、小6の今の Aの力(土台) の差が、数年後の中3時点での差、つまり偏差値や志望校の選択肢にもつながっていく可能性が高いのです。
もちろん、1回のテストですべてが決まるわけではありませんし、この表だけで進路を断定するものでもありません。
ただ、現場で子どもたちを見ていると、小学生のうちに育てた Aの力 が、高校入試まで続く長い伸び方に大きく関係していることは、強く実感しています。
小学生のうちにAの力が育っている子は、中学生になってからも伸びやすいです。
中学生になってから新しい内容が増えても、土台があるので受け止められます。
反対に、Aの力が弱いままだと、中学生になってから毎回その場しのぎになりやすくなります。
だから、小6の今がとても大切なのです。
「普通に頑張る」だけでは変わりにくい理由
保護者の方から、よくこういう相談を受けます。
「宿題はやっています」
「学校のワークもやっています」
「テスト前は一応勉強しています」
「でも、なかなか伸びません」
この場合、努力していないわけではありません。
ただ、取り組んでいる内容が、今学校で習っているBの力に偏っていることがあります。
学校で習った内容を練習する。
宿題を終わらせる。
単元テストの範囲を勉強する。
これはもちろん必要です。
でも、Bの勉強だけをしていても、Aの力が十分に育たないことがあります。
たとえば、割合の考え方があいまいなまま、今の単元だけを練習する。
問題文を読む力が弱いまま、答えだけを覚える。
なぜそうなるのかを説明できないまま、似た問題だけを繰り返す。
これでは、中学生になったときに、応用問題や文章問題で止まりやすくなります。
つまり、伸びるためには、今の単元の練習だけでなく、土台に戻る勉強が必要です。
ここを家庭でも意識していただけると、子どもの学習の見方がかなり変わります。
Aの力が弱い子に見られるサイン
Aの力が弱い子には、いくつかのサインがあります。
たとえば、次のような様子です。
計算はできるのに、文章題になると止まる。
答えは合っているのに、説明させるとあいまい。
図や表を使う問題になると急に弱くなる。
割合・速さ・単位量あたりになると嫌がる。
問題文を最後まで読まずに解き始める。
式の意味を聞くと答えられない。
間違い直しをしても、同じタイプでまた間違える。
分数を自由自在に扱えない。
語彙数が不足している。
これらは、単なるミスではありません。
Aの力に穴があるサインかもしれません。
もちろん、できていないことを責める必要はありません。
むしろ、ここで気づけたことがチャンスです。
小6のうちに気づけば、中学生になる前にかなり整えることができます。
ご家庭で見てほしいのは「正解したか」だけではありません
家庭で勉強を見るとき、多くの場合、最初に気になるのは答えが合っているかどうかです。
もちろん、正解しているかは大切です。
でも、Aの力を育てるためには、正解・不正解だけで終わらせないことが大切です。
お子さんが正解したときにも、少しだけ聞いてみてください。
「どうしてその式になったの?」
「この数字は何を表しているの?」
「問題文のどこを見てそう思ったの?」
「別の解き方でもできる?」
「これを図にするとどうなる?」
このような質問に答えられる子は、理解が安定しています。
逆に、答えは合っていても、説明ができない場合は、まだ少し危ないです。
たまたま似た問題を覚えていた。
計算の形だけで解いた。
意味まではわかっていない。
そういう可能性があります。
家庭で全部を教える必要はありません。
大切なのは、答えではなく、考え方に目を向けることです。
この見方があるだけで、家庭での声かけはかなり変わります。
家庭でできるAの力チェック
難しいことをする必要はありません。
家庭では、次のような短いチェックで十分です。
1つ目:説明チェック
問題を解いたあとに、
「どうやって考えたの?」
と聞いてみます。
うまく説明できれば理解が深いです。
説明できなければ、もう一度確認が必要です。
2つ目:問題文チェック
文章題では、
「問題文のどこが大事だった?」
と聞いてみます。
大事な条件を見つけられるかどうかで、読解力がわかります。
3つ目:図・表チェック
割合や速さの問題では、
「図や表にできる?」
と聞いてみます。
図や表にできる子は、数量関係をかなり理解しています。
4つ目:やり直しチェック
間違えた問題について、
「もう一回、何も見ないで解ける?」
と聞いてみます。
解説を見てわかっただけでは、まだ弱いです。
何も見ないで解けるところまで持っていくことが大切です。
この4つは、どのご家庭でも使えます。
特に小6の夏は、このような確認を少しずつ入れていくと、中学への準備になります。
小6の今だから、素直に戻れます
中学生になってから、小学校内容に戻るのは、思っている以上に難しいです。
本人の中に、
「今さら小学校の内容なんてやりたくない」
「中学生なのに戻るのは恥ずかしい」
「学校の勉強もあるのに、そこまで手が回らない」
という気持ちが出てくることがあります。
保護者の方も、
「中学生なのに、まだそこをやるのですか?」
と感じてしまうことがあるかもしれません。
でも、小6の今なら違います。
まだ小学生です。
小学校内容を整えることに抵抗が少ない時期です。
中学に入る前の準備として、自然に取り組めます。
だからこそ、今がチャンスです。
中学生になってから慌てて戻るより、小6の今のうちに土台を整えておく方が、何倍も効率的です。
小6の夏に特に強化したい内容
小6の夏に特に大切にしたいのは、次の内容です。
計算の正確さ
分数・小数・整数の計算を、速く正確に進める力です。
割合
中学数学でも理科でも社会でも使います。
「何をもとにするのか」がわかっているかが大切です。
速さ
単位変換、時間の表し方、道のり・速さ・時間の関係が必要です。
単位量あたり
比例、濃度、密度など、中学内容にもつながります。
文章題を式にする力
問題文から数量関係を見つける力です。
図や表に整理する力
頭の中だけで考えず、見える形にする力です。
これらはすべて、Aの力です。
中学に入ってから、英語や数学の新しい内容が増えていきます。
そのときに、こうした土台があるかどうかで、理解のしやすさが大きく変わります。
Maxでは、Aの力を大切にしています
Maxでは、小学生の指導でAの力をとても大切にしています。
学校内容を無視するわけではありません。
今習っている内容も、もちろん大切にします。
ただ、それだけではなく、
「この子が中学生になってから伸びるために、今何を育てるべきか」
を考えながら指導しています。
ときには、今の学年の内容だけでなく、前の内容に戻ることもあります。
計算をやり直す。
割合を確認する。
速さに戻る。
図のかき方を練習する。
説明の仕方を確認する。
子どもからすると、少し遠回りに感じることがあるかもしれません。
でも、土台を整えることは、決して遠回りではありません。
むしろ、中学生になってから大きく伸びるための近道です。
この夏は、Aの力を伸ばす大きなチャンスです
夏休みは、学校の授業がいったん止まる時期です。
普段は学校準拠の内容や宿題に追われて、なかなか土台の強化に時間を使えないことがあります。
でも、夏は違います。
まとまった時間の中で、
苦手な単元に戻る。
何度も繰り返す。
わからない理由を確認する。
図や表を使って考える。
基本問題を確実にできるようにする。
こうした学習に取り組みやすい時期です。
小6の夏は、中学準備のための大切な時間です。
先取りだけに走るのではなく、
中学に進んでから伸びるための土台を作る夏
にしていきたいと思っています。
家庭での声かけは「できた?」より「説明できる?」です
ご家庭でぜひ意識していただきたい声かけがあります。
それは、
「できた?」
だけで終わらせないことです。
もちろん、「できた?」も大切です。
でも、Aの力を育てるためには、もう一歩踏み込んで、
「説明できる?」
「どうしてそうなるの?」
「何を見ればわかったの?」
「もう一回、何も見ないでできる?」
と聞いてみてください。
この声かけをすると、お子さんは考え方を整理するようになります。
最初はうまく説明できないかもしれません。
そのときは、責めなくて大丈夫です。
「じゃあ、もう一回一緒に見てみよう」
「どこまでわかっているか確認しよう」
「ここはMaxで聞いておいで」
このくらいで十分です。
ご家庭で全部を教える必要はありません。
保護者の方には、理解の深さを見る目を持っていただければ大丈夫です。
最後に
小6の今は、中学に向けたとても大切な準備期間です。
この時期に育てたいのは、目先の点数だけではありません。
中学生になってからも伸びていける力。
難しい問題に出会っても考えられる力。
わからないところに戻れる力。
図や表を使って整理できる力。
自分の考えを説明できる力。
そうした土台の力です。
Aの力が育つと、子どもは中学生になってから変わります。
新しい内容を受け止めやすくなります。
わからないときに戻る場所ができます。
応用問題にも少しずつ挑戦できるようになります。
保護者の皆さまには、ぜひこの夏、
「うちの子は今、何の単元を進んでいるか」
だけでなく、
「中学に向けた土台は育っているか」
という目で見ていただければと思います。
Maxは、お子さま一人ひとりの今だけでなく、中学生になってからの伸び方まで見据えて指導していきます。
「Maxに通わせていてよかった」
「中学生になってからも安心して見守れそう」
そう思っていただけるように、温かく、丁寧に、そして本気で支えてまいります。
この夏、お子さまの未来につながる土台を、一緒に育てていきましょう。

