小学校との一番大きな違いは、「なんとなく」が通用しにくくなること
小学校のころは、授業を聞いていれば何となくできた。
宿題を出していれば、何とかなった。
テストも、直前に少し見直せば取れた。
そういう子も多かったと思います。
でも、中学校では少し変わります。
授業のスピードが速くなります。
教科ごとに先生が変わります。
ワークや提出物も増えます。
テスト範囲も広くなります。
ここで必要になるのが、
「わかった」ではなく「できる」まで持っていく力
です。
授業中に、
「ああ、なるほど」
と思うことは大事です。
でも、それだけではテストで点数にはなりません。
自分一人で解ける。
時間がたっても解ける。
似た問題でも解ける。
ミスを直せる。
ここまで来て、初めて「できる」と言えます。
中学校の勉強は、
わかったつもりを、できる自分に変えていく練習
なのです。
初めての定期テストで起こりやすいこと
毎年、中1の最初の定期テスト前後には、同じようなことが起こります。
本人は、
「けっこうわかっている」
「たぶん大丈夫」
「学校ワークもやった」
と思っています。
でも、いざテストが返ってくると、
「あれ?思ったより取れていない」
「わかっていたはずなのに間違えた」
「時間が足りなかった」
「ワークと同じような問題なのにできなかった」
ということがあります。
これは、能力がないからではありません。
多くの場合、原因はシンプルです。
わかった段階で止まっていて、できるところまで練習できていない
のです。
数学なら、解説を聞いたときにはわかる。
でも、自分だけで解くと途中で止まる。
英語なら、単語を見れば意味はわかる。
でも、書こうとするとつづりが出てこない。
理科・社会なら、読めば「知ってる」と思う。
でも、問題として聞かれると答えられない。
これが、最初の定期テストで見えてくる大事なポイントです。
「できる子」は、テスト前に何をしているのか
できる子は、特別なことばかりしているわけではありません。
でも、勉強の終わらせ方が少し違います。
学校ワークを、ただ埋めるだけで終わらせません。
間違えた問題に印をつけます。
もう一度解きます。
答えを隠して確認します。
覚えていないものを、もう一度書きます。
わからないところを質問します。
つまり、
終わらせる勉強ではなく、できるようにする勉強
をしています。
ここが大きな違いです。
勉強の一番の醍醐味は、
できなかったものが、できるようになること
です。
最初から全部できる必要はありません。
むしろ、最初は間違えて当然です。
大切なのは、間違えたあとです。
赤丸をつけた問題。
ミスした問題。
覚えきれていなかった問題。
途中で止まってしまった問題。
それを一つひとつつぶしていく。
そして、もう一度やったときに、
「あ、できた」
となる。
この瞬間が、勉強の本当におもしろいところです。
赤丸つぶし・100点ドリルについて
Maxでは、
できなかった問題をできるようにすること
をとても大切にしています。
そのための取り組みとして、
赤丸つぶし や 100点ドリル があります。
間違えた問題をそのままにせず、
もう一度解く。
できるまで確認する。
そして、「できた」に変える。
この積み重ねが、テストの点数だけでなく、子どもたちの自信にもつながります。
▼詳しくはこちら
赤丸つぶし・100点ドリルの取り組みについて
※ここにリンクを挿入してください
Maxでも、ここを大切に見ています
Maxでは、中1のこの時期、ただ先に進むだけではなく、
本当にできるようになっているか
を大切に見ています。
たとえば数学の正負の数。
最初は、
「足し算なのか、引き算なのか」
「プラスなのか、マイナスなのか」
で混乱する子もいます。
Maxでは、できるだけシンプルに整理して、
どこで符号を決めるのか
どう考えればミスが減るのか
を確認していきます。
最初は、学校のやり方と少し違うように感じるかもしれません。
でも、6月のテストが近づくころには、
「あ、この考え方なら迷わない」
「前より計算ミスが減った」
と感じる子が増えてきます。
英語も同じです。
単語を見て終わりではなく、
読めるか。
書けるか。
文の中で使えるか。
そこまで見ていきます。
中学校の勉強で大事なのは、
説明を聞いて終わりにしないこと
です。
自分の手を動かす。
自分の口で言う。
自分で解き直す。
この積み重ねが、「できる」に変わっていきます。
家で見てほしいのは、点数よりも「勉強の終わらせ方」
保護者の方にぜひ意識していただきたいのは、
テストの点数だけではありません。
もちろん点数は気になります。
初めて順位が出ると、親としても不安になると思います。
でも、最初の定期テストで本当に見てほしいのは、
点数そのものよりも、勉強の終わらせ方
です。
お子さんが
「学校ワーク終わった」
と言ったときに、こう聞いてみてください。
「間違えた問題は、もう一回やった?」
「答えを見ないで解ける?」
「テスト前にもう一度見る問題はどれ?」
「英単語は見てわかるだけ?書ける?」
「理科・社会は、読んだだけ?自分で言える?」
この声かけだけでも、勉強の質は変わります。
ここで大事なのは、責めることではありません。
「なんでまだできてないの?」
ではなく、
「どこをもう一回やれば点数につながりそう?」
と聞いてあげる。
これだけで、子どもは少し考えやすくなります。
「勉強したの?」より効く声かけ
中1の子に、
「勉強したの?」
と聞くと、たいていは
「した」
と返ってきます。
でも、その「した」の中身は、子どもによって全然違います。
机に向かっただけ。
ノートを開いただけ。
答えを写しただけ。
単語を眺めただけ。
ワークを一回やっただけ。
これでも本人にとっては、
「勉強した」
なのです。
だから、声かけを少し変えてみてください。
「今日は何ができるようになった?」
「昨日よりできるようになった問題はある?」
「間違えた問題をもう一回やった?」
「自分で説明できるものはある?」
「テストで出たら解けそう?」
このように聞くと、子どもは
勉強の量ではなく、勉強の中身
を意識しやすくなります。
中学生になったばかりの子に、いきなり完璧な計画性を求めるのは難しいです。
だからこそ、大人の声かけで、少しずつ見る場所を変えてあげることが大切です。
部活で疲れている時期こそ、短くても止めない
5月も半ばを過ぎると、部活動も本格的になってきます。
帰ってきたらぐったり。
眠い。
お腹がすいた。
何もしたくない。
そんな日も増えてきます。
特に中1生は、体力的にも精神的にも、まだ中学校生活に慣れている途中です。
だから、疲れていること自体を責める必要はありません。
ただし、
疲れているから全部やらない
が習慣になると、あとで苦しくなります。
疲れている日は、短くていいのです。
英単語を5個だけ書く。
数学を3問だけ解く。
理科の重要語句を5分だけ確認する。
学校ワークを1ページだけ進める。
塾で間違えた問題を1問だけ解き直す。
これで十分な日もあります。
大事なのは、
ゼロにしないこと
です。
中1の6月は、頑張りすぎてつぶれる時期ではありません。
でも、何もしない日が続いていい時期でもありません。
短くても、続ける。
少なくても、手を動かす。
この感覚を、今から育てていきたいところです。
初めてのテスト後こそ、親子で差がつく
初めての定期テストは、テスト前だけでなく、テスト後も大切です。
点数が良かった子は、
何がよかったのか
を確認しておく。
点数が思ったほど取れなかった子は、
何が足りなかったのか
を一緒に見ていく。
ここで、
「もっと勉強しなさい」
だけで終わるともったいないです。
数学なら、
計算ミスなのか。
途中式を書かなかったのか。
問題文を読み間違えたのか。
やり方そのものがわかっていなかったのか。
英語なら、
単語が書けなかったのか。
文法を使えなかったのか。
語順がわからなかったのか。
本文内容が読めなかったのか。
理科・社会なら、
語句を覚えていなかったのか。
漢字で書けなかったのか。
資料やグラフの読み取りで止まったのか。
原因が見えると、次の勉強が変わります。
テストは、結果を見るだけのものではありません。
次の勉強のやり方を教えてくれる材料
です。
中1生へ
最初から完璧じゃなくていい。でも、「できる」に近づこう
中学校生活は、まだ始まったばかりです。
うまくいくこともある。
うまくいかないこともある。
疲れる日もある。
思ったより点数が取れないこともある。
それで大丈夫です。
大切なのは、そこで止まらないことです。
「わかった」だけで終わらせない。
「できるかどうか」を自分で確かめる。
間違えた問題をもう一回やる。
わからないところを質問する。
疲れている日も、少しだけ手を動かす。
この積み重ねが、中学生としての勉強の土台になります。
中1の6月は、
勉強の才能を決める時期
ではありません。
勉強のやり方を作り始める時期
です。
ここから一緒に、少しずつ「できる自分」を増やしていきましょう。
保護者の皆さまへ
中1の6月は、点数よりも「勉強の型」を見る時期です
中1の6月は、お子さんにとっても、保護者の方にとっても、少し緊張する時期です。
初めての定期テスト。
初めての順位。
初めての広いテスト範囲。
初めての提出物管理。
親としては、つい点数に目が行きます。
もちろん点数も大事です。
でも、この時期に本当に大事なのは、
中学校の勉強の型ができ始めているかどうか
です。
ワークをただ終わらせるのではなく、間違えた問題を解き直しているか。
単語を見て終わりではなく、書けるようにしているか。
テスト前だけでなく、少しずつ進める感覚があるか。
わからないことを質問できているか。
ここを見てあげてください。
うまくいっていないところがあっても、責めすぎる必要はありません。
中1の子どもたちは、まだ中学校生活のやり方を学んでいる途中です。
だからこそ、親の役割は、
管理しきることではなく、見えるようにしてあげること
です。
「何をやるの?」
「どこまで終わったの?」
「間違えたところはどれ?」
「次にもう一回やる問題はどれ?」
こうした声かけが、子ども自身の整理につながります。
Maxでも、子どもたちが小学校の感覚から中学校の勉強へ切り替えられるよう、
一人ひとりの様子を見ながら声をかけていきます。
ご家庭でも、点数だけでは見えない成長を、ぜひ一緒に見つけてあげてください。
6月の中1チェックリスト
親子で、次のことを確認してみてください。
✅ 学校ワークは、提出のためだけでなく解き直しまでできている?
✅ 間違えた問題に印をつけている?
✅ 数学は、途中式を書いている?
✅ 英単語は、見てわかるだけでなく書ける?
✅ 理科・社会は、読んだだけでなく自分で説明できる?
✅ 疲れている日用の「最低限メニュー」はある?
✅ テスト後に、間違いの原因を確認している?
✅ わからないところを質問できている?
✅ 「勉強した」ではなく「何ができるようになったか」を言える?
全部できていなくても大丈夫です。
でも、ひとつでも意識できれば、勉強のやり方は少しずつ変わります。
最後に
中学校の勉強は、ここから作っていけばいい
中1の6月は、まだまだ始まりの時期です。
初めてのテストでうまくいった子も、油断しないこと。
思ったようにいかなかった子も、落ち込みすぎないこと。
大切なのは、ここからどう変えていくかです。
小学校の感覚から、中学校の勉強へ。
「わかったつもり」から、「できる自分」へ。
提出する勉強から、力をつける勉強へ。
この切り替えができると、中学校生活はぐっと前向きになります。
合格屋マックスは、今年も一人ひとりの小さな変化を見ながら、
中学校生活のよいスタートを全力で応援していきます。
焦らず、でも止まらず。
一緒に「できる自分」を増やしていきましょう。
2025年版の中1・5月号もあわせてどうぞ
2026年版では、初めての定期テストに向けて、
「わかったつもり」を「できる自分」に変えることの大切さをお伝えしました。
2025年版では、
中学校生活に少しずつ慣れていく時期に、勉強・部活・生活面で何を意識すればよいか
について書いています。
中学校生活のスタートを前向きに過ごすために、あわせてぜひご覧ください。
▼2025年版はこちら
中1・5月号|中学校生活、少しずつ慣れてきましたか?
※ここに2025年版の記事リンクを挿入してください

