合格だ!
質問が変わってきた。以前とちがってただ「わかりません」ではなく、ちゃんと考えた形跡がある。気魄がこもった質問だ。
「あっ、この子、合格の匂いがしてきた。」 ゾクゾクしてくる瞬間です。
さて、ラスト1ヶ月。どんなラストランを見せてくれるのか。どんな歓喜の声を聞かせてくれるか。楽しみです。最後の最後まで力いっぱい頑張れ。
志望校検討にもう1点プラス
基本的に学校生活は、上位にいた方が、いいことが多いものです。その方が、伸びやすいと言えます。
あるレベルの高校の下位3分の1の人は、1つ下のレベルの高校の上位3分の1の人より高校入試時点では、成績がよかったにもかかわらずに、大学進学の成績では、逆点していることが多くあります。どの高校でも、下位3分の1にいたらなかなか伸びません。楽しくもありません。
そこで、いい方法を教えておきます。まだ「合格」前ですが、入学後のことも少しは考えておきましょう。普通、合格すると、みんな勉強しなくなります。でも、最初のテスト、6月の中間テストまでは、他の人より少しだけ多く頑張ってください。
最初のテストで、自分自身「やれる」と感じるか、「難しい」と感じるか。初めての先生や友達に、「できる」と思われるか、「できない」と思われるか。 ここで勝負が決まります。大きな分かれ道になります。
自分で「やれる!」と感じれば、みんなから「できる」と思われれば、いい高校生活が送れるようになります。反対に、上位で合格しても、気がゆるんで、最初のテストで悪い点を取ると辛い3年間の始まりになります。
新しい先生、新しい友達、新しい環境です。全てはゼロから始まります。だから、6月の最初の中間テストの結果・順位はものすごく重要です。
先のことも考えてみよう。
「エ? まだ、合格してないのに」って思った人。小6卒業の頃、中学入学後どうなるか? 考えていましたか。多分まだ考えられなかったと思います。
でも今なら、その延長線上に今の自分がいることに気がついていますよね。それは、高校でも同じですよ。まだ、「合格」前ですが、次の3年間どうなるか、だいたいの想像はつくでしょう。そのことから目を背けると、3年後また同じような立場に立っていることになりますよ。
難しい 授業が速い
高校での授業が始まると、どの科目もすぐに感じることは、中学とはレベルが違う。先輩たちの声を集めると、英語・数学・化学で困る人が多く出ています。
それで、最初でつまずくと、どうなるか? よ~い、ドン。スタートで、いきなりつまずいて、顔を上げたら、みんなの背中が遠ざかっていくのが見た。もう本気で走ろうとは思いませんよね。苦笑いしながら、ゴールまで流すだけですよね。そんな3年間にならないようにしてください。
特に今、英語で苦戦している人は、長文しか出ない入試対策として、単語やテクニックで合計点を上げる練習をしています。でも、高校に行けば、やはり大切なのは英文法の力です。
高校のハイレベルの英語に対応していける中学の基礎力を、まだマスターしていないことを頭の隅には入れておいてくださいね。合格して、入学まので間に、そこを埋めておかないと、高校で、また英語で辛い目に合うのは今からわかることですからね。
さっき、高校での最初のテストまでは、頑張ってくださいと言いました。英語が苦手な人には、その第1歩は、高校入学前に春休みの間に英語をやり直すことから始まります。
何回も言いますが、最初のテストで、いい順番を取れれば、自分の意識が変わります。クラスの仲間が、自分を見る目が今までとは違うと感じます。それが、新しい自分のスタートです。このチャンスは新しい環境が始まるこの春しかありません。
1回だけのチャンスです。
このチャンスを自分のものにして進歩した新しい自分になる。有意義な高校生活にしてください。その準備は、今 もう始まっています。下の文は、Maxの卒業生(高3女子)が書いてくれたものです。読んでみてください。
私は高校生になって周りから変わったとよく言われます。中学生の時は自分ではやったつもりでも、成績に結びつかず、どうでもいいやという気持ちがありました。しかし、心のどこかでは高校生になったら変わりたいと思っていました。
自己推薦で私立が決まった後、皆は公立の入試までは真剣にやるのだから、その時までは、皆と同じようにやった方がよい。できれば、6月の中間テストまでは頑張れと言われて、嫌だったけどやったのが良かったと思います。なぜなら、最初の中間で、自分では思ってもいないようないい成績が取れたからです。
クラスで4番。あの大っ嫌いな数学も、クラスで7番。「わたしって駄目じゃない」 私が変わったのはそれからだと思います。いい成績を取ったらもっと頑張ってみようという気になったからです。やはりイヤイヤやっていてはダメです。いい結果が出るとまた頑張る気になります。それが、私が変われた理由だと思います。
あと、友達に「数学教えてくれる」と言われた時の驚きとそれ以上の喜び。「私を頼ってくれる人がいる。それも数学で」 あの日は、私の人生で絶対に忘れられない日です。
今では、部活の部長や生徒会の役員もやっています。引っ込み思案だった中学時代の私からは、本当に自分でも成長したなと思います。中1.2の時の、もう少し真面目にやっておけばよかったと思っている人(私とおなじような人たちに特に言いたいです)。先生に騙されたと思って、高校の最初の中間テストまでは、人より少しだけ本気で、やった方がいいです。変われるチャンスです。
できる人のサイクルに乗ろう。
成績がよい人は、頑張る → いい成績 → 認められる・褒められる → 自信 → やる気アップ → また頑張る → またいい成績という好循環を持っています。「できる人のサイクル」です。
高校では、君にも「できる人のサイクル」に乗ってほしいのです。そのためにはどうすればいいか?
高校では、ほとんどが新しい友達です。新しい先生です。誰ができるとか、できないとか最初はわかりません。合格して入学した人たちには、とても大きな学力の差はまだありません。
だから、最初のテストの結果は重要なのです。最初のテストの結果で、クラスでの位置や評価が決まってきます。ここで、成績がいいと、周りから高い評価をもらえます。先生や友達から高い評価をもらえると、自分はできると自信が持て、自己肯定できて、「できる人のサイクル」に乗るよいきっかけがつかめます。
だから、高校1年生のスタートは、絶好のチャンスなのです。逆に、スタートでつまずくと追いつくのは、今まで以上に大変です。だって、みんなあなたと同じかそれ以上の実力を持っている人たちだからです。
3年後、高1.2の時にもっとやっておけば・・・ と、3年前と同じ思いをしていては、あまりに、悲しすぎます。同じ失敗を何度もしてはいけません。
中1.2の時に、もう少しやっておけばと感じている人は、今度は、充実した高校生活がうまく送れるように、6月の最初の中間テストまでは、特に意識して頑張って下さい。
そのためにも、今 頑張ってまずは合格だ!
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